クアトロの父などは
「やはりワインはボルドーのシャトーもので20年くらいたって飲み頃を迎えるものが本物だ」
などと気取ったことを云うこともある。
しかし、実際はボルドーワインも右岸地区のワインに代表されるように、若飲みで美味しくてリーズナブルなものが好きだ。
飲み頃になるまで10年も20年も待だずとも、レストランなどで気軽に料理に合わせて楽しめるボルドー右岸のワインも注目だ。
クアトロにもボルドー右岸のワインが入荷している。
シャトー・カノン・サンミッシェル“カノン・フロンサック2010”だ。
メルロー主体の赤ワインで抜栓したてから素晴らしい香りが立ち、まろやかでエレガントな味わいのワインである。
※ボルドー右岸ワインとは、ボルドーの中心を流れるジロンド河を上流から河口を見て右側の地区で、メルローというブドウを主体とした赤ワインが造られる。
プティシャトーなどの掘り出し物と云えるワインが多い地区だ。
一方、左岸のワインはカベルネというブドウ主体で作る高級赤ワインが多いが、熟成に年数がかかるものが多い。
今日は、利根川右岸にあるクアトロで、このカノン・フロンサックを楽しもう。