ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

顔色をうかがうシェフ

2008年07月30日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo クアトロの裏手には保育園がある。連日、保育園の小さなプールで子供達の楽しそうな声がこだまする。今では信じられないことだが、クアトロのシェフにも水遊びに熱狂する子供達に負けず劣らずかわいいときもあった。クアトロのシェフは保育園ではなく幼稚園に通っていたが、その時の幼稚園の先生はこの子は変わったところがありますと、父母に話をすることがあった。どうも先生の顔色をうかがうようなところがありますという。良い意味にも悪い意味にも取れるようだ。
そして今、クアトロのシェフはお客様の顔色をうかがう。特にカルボナーラの注文をもらうとそのお客様を観察している。初めてのお客様だから食べやすい味にしようか、はたまた本格的なカルボナーラを求めているお客様だろうかと顔色をうかがうのだ。
クアトロのシェフにはカルボナーラは特別なメニューであるらしい。自分の腕の見せ所と心得ているようだ。余所のお店へ行ってもカルボナーラを注文するらしい、それだけ自分の作るカルボナーラに心を砕いているように父は見える。
クアトロの父は、決断した。カルボナーラと一部のメニューの値上げである。クアトロのシェフとしては自慢の一品は低価格でと思うようだが、このところの諸般の事情によると採算が合わない。シェフの作る味への評価を上げて頂きたいという思いでの値上げでもある。ご理解を賜りたい。
明日からカルボナーラを980円から1080円に値上げさせていただく。より一層お客様の好みを見極めて極上のカルボナーラをクアトロのシェフは提供する。

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