ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

毛ガニvs魚達

2008年04月12日 | 魚の話

Photo 流氷に閉ざされた厳寒の海もようやくやわらいた。オホーツクは4月になるとやっと毛ガニ漁が始まる。今日の魚市場に並んだおいら毛ガニも、その冷たい海で鍛えられ、ずっしりと身が詰まって重い。おいらは今が旬なのである。
ひとりの青年がおいらを見つめている。仲買さんがしきりにおいらをこの青年に勧めている。青年はその仲買の声も空ろにおいらに見とれている。何を勘違いしたか仲買さんはおいらにみとれている青年においらを値引した。
青年に引き渡されて、おいらが着いたところは、変わったイタリアンのクアトロ・スタジオーネだった。青年はおいらを激安で仕入れて満足している。
おいらたち毛ガニは今の時期どこへいってもモテモテだと聞かされていた。ところが、どうだろうクアトロに着いてみると立派なサワラに赤ムツ、真鯛、カサゴ、ホタヌルイカが並んでいる。同じ北海道から出てきたアワビもいるではないか。
おいらのライバルはあまりにも多い。がぜん総毛だってやる気を見せる毛ガニくんだった。
※「北海道産毛ガニのスパゲッティ」¥2400で限定販売中。
旬の北海道産毛ガニを一杯丸ごと使った豪快なスパゲッティです。

コメント (1)
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