香芝市良福寺の集落に安置されている地蔵石仏。
奈良県香芝市は国中(くんなか)平野の西端部、あの二上山の東側、大阪南河内の太子町と境を接する歴史の古い町です。
そんな香芝市、良福寺集落南外れの立派な地蔵堂に祀られ安置されて居る地蔵石仏。
どうの中央、黒い玉石の上に舟形光背を持つ中型の地蔵立像・・・
古式な蓮台の上、厚肉彫りで刻み出され、右手は腰下に垂れ与願印、左手は腹前で宝珠を抱き、ちょっと珍しい・・・
尊顔は信仰あらたかな証拠の様に摩耗が激しく詳細不明・・・
像高約70cmにて鎌倉後期の造立とされ、貴重な石仏として香芝市指定文化財。
撮影2013.6.12