愛しきものたち

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交野市私部 光通寺の石仏

2014年11月08日 | 石仏:大阪

先日紹介の交野市私部「光通寺」境内に残された石仏さん達。

本堂脇、不動堂へ続くブロック塀を背に、付近から集められた室町期からの雑多な石仏が50躰以上も並べられている。

ここでは僕の目に留まった三体のの紹介です。

並び立つ石仏の向かって左端の方、モミジの小株に隠れるように立つ阿弥陀如来立像。

隙間なく、下部もコンクリート漬けにされ詳しくは不明ですが・・・舟形後輩の頂部を欠損、現高90cm足らず、像高75cm、右手は胸に左手を下げ来迎印を示す。

肉付きの取れたスマートな像容で室町中期の造立だろうか・・・

モミジの小株を挟んで右手、前の現代地蔵に隠れるようにして立つ阿弥陀如来坐像。

舟形状自然石に深く舟形光背を彫り沈め、中に力強い定印阿弥陀如来を中肉で刻み出している。

力強いが簡略化が進行した室町紀像立だろう・・・しかし尊顔は鋭く見える。

最後に可愛く見える阿弥陀如来坐像。

舟形光背を持ち蓮座に結跏趺坐、定印を組むが、やっぱり簡略化が進んだ室町後期の造立。

此処、交野ではどこに行っても、こんな石仏に出合う事が出来る。

撮影2012.6.17



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