愛しきものたち

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四條畷市 弥勒寺の十三仏板碑

2012年11月14日 | 石仏:大阪

先回紹介の中野共同墓地より東へ1km程、弥勒寺境内に建つ大きな十三仏板碑です。

山裾に密集した住宅街の中、高い石垣に囲まれた浄土宗紫雲山弥勒寺が有り境内西側、鐘楼脇に建っている。

高さ約1.9m、花崗岩を背の高い舟形にに加工、正面を整形し三列四段十二仏と上段中央には虚空蔵菩薩を刻み出す。

最頂部には線彫り乍ら繊細な意匠の瓔珞付天蓋を刻み、十三仏は全て深めの中肉彫りで表わして居る。

小さい尊像ながら蓮座までもよく行き届いた彫りで十三仏板碑として良く出来ています。

室町時代後期の永禄二年(1559)の銘と逆修講の法名が多数刻まれていいて、哀しい戦国時代の世相が伝わってきます。

風化摩耗も少く保存状態は良好です。

撮影2011.11.27



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