愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

倉谷薬師堂の阿弥陀石棺仏

2011年01月11日 | 石仏:兵庫

加西市の南端、山陽道加古川北ICを出て県道43号線を北進、次の分岐を右方向へ。

道路の両側に数十軒の民家が建ち並ぶ倉谷の集落、道路の左に他の中を進む道があり突き当りが目指す倉谷薬師堂。

途中農作業の老婆に声をかけて石仏の事を聞いて見た・・・、田舎の人は気安くなじみやすいのがとても有り難い。

この石仏はお堂が締まっていて見れないから早速区長さんに鍵を借りてきてあげようと小走りに行ってくれたが生憎お留守で薬師堂の中の石仏は見れなかった。

まあ、それも致し方なし、事前に連絡しなかった僕が横着なんだから。

それはともかく薬師堂に行ってみよう・・・。

薬師堂は小さなお堂に真新しいアルミサッシの引き手戸が付けられていてしっかり鍵が下ろされていた。

しかしお堂の左側、石垣を背に一列に並ぶ苔むす石棺仏が四体ばかし。

向かって右端に有る石棺仏だけがかろうじて阿弥陀如来座像で有ることがわかる。

石棺の底石にごく薄肉彫りで刻み込んでいるが甚だしく苔がまとわりついていて見えづらい。

残りの三体に就いては全く何がなにやら状態、しかし石棺部材で有ることは確かです。

近くには後藤山古墳が在ってこれらはこの古墳から出た石材ではないかと言われているようです。

撮影2007.9.13



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