三重県の県庁所在地である津市中心街から遥か西方、伊勢、伊賀の国さかいに聳える経が峰の麓に、旧美里村の鄙びた集落が点在している。
<静かな佇まいの日南田集落、右端に見えるのが経が峰>
そんな中でも日南田の集落は最東端辺りの 穴倉川沿いに拓けた静かな田園地帯の中に有る。
集落の西側を走るグリーンロードから集落内に進みそのまま穴倉川沿に進めばそれと解る看板が直ぐに目に付く。
看板どおりに堤防を下って川岸に出ると少し上流の流れの中に大岩があり、その下流面に六地蔵が刻まれている。
川岸までは降りられるものの川の中までには進めなく、撮影ポイントは選びようも無く一定角度での撮影になる。
向かって左端には舟形光背の中に有る地蔵立像、身の丈は約70cmと,この一体だけが飛びぬけて大きい。
右脇に半身ぐらいの地蔵立像、その上に四角い枠を彫りくぼめた中に高さ約30cmばかりの地蔵立像を四体刻みこんでいる。
六体地蔵にしては首をかしげる変な配置で、往古この地で戦が有り最後の6人になるまで勇猛に戦った敗残兵を弔う為に刻まれたと「安濃郡誌」には記されているようですが・・・それもイマイチ信憑性に欠けるようです。
稚拙な彫りで野趣に豊む石仏さんは、どこか郷愁を誘います。
撮影2009.2.11
土曜日のは、これですね!
好い雰囲気ですね。
こんな配置の六地蔵さんは初めてです。
ぱっと見、守田の地蔵十三仏の様ですね。
こんなのは大好きです~
>土曜日のは、これですね!
実はこれじゃないんですよ。
これはもう2~3年前に撮った物、此の下流にももう一体同じ様なのが有ったんです。
それは明日のお楽しみ・・・、他にも2~3磨崖に出逢って来ましたよ。
今度の日曜どうしますか??