生駒市高山町で見つけた三軒目の茅葺き屋根民家。
旧高山町の在所名は解りませんが、国道163号線高山大橋の交差、東北の山あいに古い佇まいを残す里山集落が有り、その東端にこの茅葺き民家が残っていた。
前面には冬枯れの緩やかな棚田、その向こうに石垣を積み上げた大きな屋敷。
現在、奈良では有名な古刹の別院看板が晴れがましく掛かっていてちょっと興ざめだが・・・・。
南面して立つ茅葺き屋根の主屋は、東側で落棟の大和棟、西側は大きな妻の寄棟造りとちょっと変わっている。
棟は棧瓦葺きの箱棟、落棟には煙出しも有り、庇は四周廻り。
西側見ると全く別の建物のような印象に成る。
この集落はほとんどの民家が斜面に建って、どの家も高い石垣と大きな門構えで裕福な集落だと云う印象が濃い。
撮影2013.2.22