![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/f6/a99042197b0b224ad5bf8bf71497ca76.jpg)
この地を訪れたのは、昨年の遅い秋が終わりを告げているかのような12月10日。
琵琶湖湖西の地、湖上に赤い鳥居の立つ白髭神社を過ぎてすぐ左山手に入る道路へ進入すると自然にこの石仏が並ぶ墓地に着く。
墓地の大銀杏が黄金色の葉をすべて墓地に敷き詰めた直後の訪問で、見事な金の絨毯上のこの石仏たちに出遭うことが出来た。
この石仏は、近江守護職の佐々木六角義賢が無き母の追善供養のため、居城の観音寺城の彼岸にあたるこの地に弥陀の四十八体石仏を安置したものであるという。
室町後期、天文二十二年(1552)の像立、いずれも高さ1.6mばかしの花崗岩の丸彫りで、禅定印を結んだ阿弥陀如来です。
しかし前回紹介したように十三体は坂本の慈眼堂に移されています。
現在では33体しかありません、勘定が合わないようですが後の二体は昭和62年10月に盗まれたそうです。
こういう、やからが居るから最近では石仏までもが厳重に祠の中にしまわれて、祀られていることも多い。
これは石仏の本分では無いだろうに・・・・・。
撮影2006.12.10