奈良市の北東山間部、旧柳生街道「大柳生」に残る茅葺き屋根の民家です。
大柳生は奈良市内北外れの「般若寺」付近から、「柳生」を経由し大和高原を縦断する国道369号線沿いに大きく広がった風光明媚な里山集落。
なだらかな山に挟まれた棚田に集落が点在し、日本の原風景を彷彿とする景観が広がって居ます。
般若寺岐れから約12km、長閑な国道369号線山並みを抜けると、眼下一面に拓けた大柳生・・・・集落中程、大柳生交差点脇に誰もが気づく石垣白壁塀の大きな屋敷が見える。
正面、門は固く閉ざされ、門内からの画像は有りませんが・・・・。
裏の畑からは屋根全体の様子がよく解ります。
地主クラスの上級農家だったのでしょうか??棧瓦葺き庇の上に入母屋茅葺き屋根を載せて居ます。
正面からはすごく豪邸に見える屋敷ですが裏に廻ると長閑な里山にとってもよく似合う素朴な茅葺き屋根です。
こんな長閑な里山に有っても、殆んどの茅葺き屋根は・・・
トタンを懸けられてしまって居ました。
茅葺き屋根のまま維持管理することは至難だと見えます。
撮影2013.2.26