栗東市の南西部 大津市と接する湖南アルプス竜王山山裾に隠れ里のように走井集落があり、その昔には山中に有る古刹金勝寺への参道が通じていたようです。
そんな集落を流れる谷川をどんどん遡っていくと真新しいコンクリートダムがあり、その上手の山肌に大きな杉の木が見える。
杉の木の根元には大石が在って簡素な覆屋が掛けられ、正面にこの不動石仏が刻まれて居る。
かってこの前には金勝寺へと続く参道でもあったのか不動像の傍らには廿九丁の文字が刻まれ丁石の役目も果たしていたのだろうか??
不動明王像は正面を荒削りに整え、内に像高76cmの中肉彫り。
右手に利剣、左手に羂索を持つ通常型。
厳しさの中にも落ち着いた雰囲気を持ち、荒々しさは余り感じない像容です。
磨耗風化も進みコケ類の着生もあり詳しくは解りませんが南北朝期の像立。
走井集落に有る廣徳寺石造不動明王として栗東市の文化財指定。
撮影2011.6.24/10.30
またまた仕事が立て込んでるのですか??
近頃UPがまばらですが・・・・。
これは地図を探せば出ている位だから意外と探しやすいかもですよね。
なかなか良い感じの所。
お不動さんもお不動さんらしい厳しいお顔で・・・
これも複製品が有る程のものなのに
あまり表に出て来ませんね~