国東半島、田染郷(たしぶごう)はこの地独自の古代仏教文化を咲かせた六郷満山の一つの中心地として多くの石造文化の遺物を現在に伝えている。
田染郷、六郷満山の中心、真木大堂から少し道なりに北進した左手に大門坊磨崖仏の表示板があり、その通り細い道を入っていくとこの大門坊の境内??につく。
大門坊と言っても小屋のように粗末なお堂があるばかり、磨崖石仏は向かって左手、山裾に屹立する凝灰岩の岩壁に彫られている。
ここの磨崖石仏は、それが良いのか悪いのか、整備修復などは手付かず、苔生し風化欠落激しく、哀れな姿に見えなくも無いがこれが磨崖石仏のあるべき姿なのかもと思ったり。
薬師如来
苔や粗い凝灰岩の岩肌と同化、良く見ないと判別も難しい程だが、中央に二体の如来像、その下部にほぼ円形の彫り窪みを造り何対かの小石仏を刻んでいる。
中央の2体は大きく薬師、右側に少し小さく大日如来で共に坐像、薬師の脇には多聞天がおどけた顔の邪気を踏みしめて立っていて、大日の上脇には小さな如来形立像まだその脇に殆ど不明な程崩れてしまった不動明王??。
不動明王??
鎌倉期の像立ということですが余りに痛みが激しく、その良さは味わうべくも無いのが少し残念。
この地は六郷満山天台修験の地のはずなのに境内脇の小高い所に何故だか?ちょっとコミカルで真新しい弘法大師(だと思うんですが??)の石像が古びた五輪や国東塔を見下ろすように立っていたのが何故か記憶に残る。
撮影2009.12.27
多分2度3度と行ってやっと表が見えてくるんじゃないかと??。
それより体調もう復調しましたか??。
無理は禁物ですよ。
このまえ、堺の土塔によって来ました。
復元整備されてピカピカ・・・・。
もうコメントする言葉も
出てこなかったのですが
ここはまたいいですねぇ
渋い
毘沙門天に踏まれる
天邪鬼がかなりツボです
木像仏などでも
愚生は天王像より
邪鬼が気になる人なので
この磨滅したことで
若冲仏のようになってしまった
姿に惚れ惚れとします