多太(おいだ)神社脇、多田(おいだ)公民館の片隅に基壇を造り並べられた石仏です。
御所市多田(おいだ)は、葛城山系東斜面に大きく広がる棚田地帯にポツポツ点在する小さな集落の一つ。
大和と河内を隔てる葛城山系は古代から神々の鎮座する山として崇められ、古代「葛城王朝」が存在した?土地としてもよく知られて居る。
多太(おいだ)神社は太田田根子を祭神とする式内古社、公民館は「大福寺跡」だと言われて居ますが詳しくは解りません。
石造物は物珍しい四面石仏を頭に、竹薮を背に一列に並んで居ます。
左端には、高さ105cmの花崗岩自然石に刻まれた石仏、頂部には笠石が載せられて居たと思われる枘突起が有ります。
風化摩耗が激しく像容もおぼつきませんが・・・、舟形光背の中、蓮華座に立つ像高約60cmばかりの錫杖宝珠の定形地蔵立像。
向かって左側南面には半身程の如来形坐像。
裏側、西面ですが同様・・・・・
北面はこれ、像容もいくらかはっきりしていて蓮台に坐す如来だと云う事が解ります。
角度を変えるとこんなもんですが・・・。
地蔵を配した顕教系四仏だと考えられ室町期の造立。
傍らには高さ75cm、舟形加工石に中肉彫りの大日如来坐像を刻む。
突き出し蓮華座上に坐す像高約50cm強、智挙印を組む金剛界大日ですが・・・、肩張り膝張りがいかにも貧弱です。
室町後期の造立でしょうか??
撮影2011.11.27
直接入力してもコピペしてもダメみたいです。
日曜は暖かくなりそうですね。
日曜日大丈夫そうですね、予定通り決行できますね。