愛しきものたち

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桜井市 脇本、黒崎の地蔵堂

2014年10月29日 | 石仏:奈良

<脇本地蔵堂地蔵石仏>

旧初瀬街道脇に建つ、二つの地蔵堂に安置された石仏さん。

古い民家が建ち並ぶ脇本の旧街道と脇道の辻に空き地があり、簡素ながら二間四方の地蔵堂が建ち・・・

中に小石仏と共に、大きな地蔵石仏が安置されて居る。

背後には草鞋が懸けられ、街道筋だったことを窺わせるが・・・・正面格子戸はきっちり施錠され・・・

やっぱり、レンズだけ差込、ストロボを炊いての撮影・・・おまけに胸全面を隠すような大きな涎掛けが付けられ、なんともギャフンです。

総高166cm、像高122cmの定形地蔵立像、像容や蓮台から室町後期の造立・・・・・尊顔が摩耗激しくのっぺらぼう。

そのまま道なりに旧街道筋をブラブラ10分も歩くと黒崎白山神社への参道・・・

この参道の奥の方で国道が参道を無粋にも分断してる・・・拝殿、本殿は国道越しに有り、何とも情けない気持ちになる。

その参道入口にやっぱり大きな地蔵堂が建ち、同じように格子戸はしっかり施錠されて居る。

中には総高146cm、光背面に天正銘の有る地蔵石仏がある事になっているが・・・そんなものは見当たらない。

二つある地蔵石仏は共に中型、150cmにはとても及ばない。

中央に置かれたこの地蔵石仏がそれかと思ったが・・・・やっぱりそうではない、扉越しとは言え光背に銘は無く・・・像容も稚拙過ぎ。

大きな天正地蔵はどこに行ったのだろうか??

撮影2012.6.16



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