最近になり思い出し、大宇陀からの帰り道に寄ってみた庚申さん。
もう7~8年前にはもっと大きなお堂で、もっと賑やかに祀られていた様な気がする。
今でも新しくなった小さな祠の軒先には布製の庚申猿がぶら下げられ、それはむかしのままなのだが・・・・
額井の集落は大和富士と呼ばれる額井岳の南面山裾、十八(いそは)神社より眼下に連なる棚田沿いにポツポツ民家が建ち、素晴らしい山里の景観が広がる。
その棚田中段辺りの道路脇に庚申堂が有る。
七年前に撮影したもの・・・今回はお堂が小さくなった分付属物は無くなった。
独特な像容の青面金剛石仏は、室生寺の軍茶利明王や篠楽の青面金剛石仏などと共通な、江戸時代中期の享保12年(1727)刻銘、及び同作風を持ち、同作者の手に拠るものだと考えられて居る。
その、どの像を見てもユニークさに溢れた漫画の先駆でも有るかの様です。
撮影2006.11.24