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滋賀県、比叡山裾野の坂本日吉神社参道脇から北に向かって伸びる新しい道をまっすぐに行くと天台盛宗総本山の西教寺へと通じる。
日吉神社と西教寺のちょうど中間辺りの山手側に野辺の中を行く旧道が在って、その道山手側にたくさんの小石仏や板碑などが所狭しと並んでいる。
目の前には穏やかな琵琶湖が広がり坂本の町が眼下に広がる眺望の開けたところです。
小石仏群は主に地蔵石仏、阿弥陀石仏、双仏石などで何百体となく寄せ集められていて壮観です。
この辺りには八講堂と呼ばれる建物ががあったそうで、その近くの田畑から発見されたものをここに集めているそうです。
中央にひときわ大きい石仏があって、鎌倉時代の阿弥陀石仏で、像高101cm、花崗岩に厚肉彫されている。
重厚な顔付きで量感の有る阿弥陀石仏です。
比叡を背に琵琶湖を目の前にしてこの石仏達は悠久の時を眺めているのでしょうか??
撮影2006.12.26