愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

伊賀市 滝仙寺(りゅうせんじ)道の六地蔵磨崖石仏他

2011年02月26日 | 石仏:三重

前回紹介の勝地集落より、木津川の源流域へと妙楽地集落を越え瀧集落へと至る。

集落の中程に左山手に入る滝仙寺(りゅうせんじ)への新しい参道がつけられ寺の石垣が見え出した左手に崖から切り出され置物の様になった石仏が置かれて居る。

この切り取られて磨崖ではなく成った石仏は妙楽地集落の県道脇にあったもののようだが、県道拡張に伴いこの地まで引越しを余儀なくされたようです。

無残にも岩肌から切り離されコンクリートの基礎に固められたその姿には哀れこそ感じるが・・・・どうもそれは本来有るべき姿では無く抜け殻の様な気がする。

あまりにも日当たりの良い無味乾燥なコンクリートに囲まれて苦笑いでもしてるのだろうか??

石仏は六体地蔵で江戸時代の作、僕は田舎道の崖の上で微笑む姿を想像してたのに・・・・・。

まあ世の流れとはこうしたものです。

登りきれば滝泉寺の境内。

最近になって伊賀市の文化財に指定された、恐ろしく枝を伸ばした松と・・・・・・。

三重県文化財に指定されている九重石塔が迎えてくれる。

軸部に顕教四方仏が薄肉彫りされ、総高329cm、南北朝期の造立。

滝仙寺から妙楽地辺りの景色です。

撮影2008.11.30



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