布目湖の東岸に走る道路は塚越橋で直角にカーブしている。
橋の手前に直線に伸びている道路があって、すぐに隣の月ヶ瀬桃香野に入る。
車をそのまま進めるとやがてこの石仏の居られる茶畑が広がっている。
野堂と言う小字からか、のど地蔵と呼ばれているようだが弥勒石仏だと言う。
石仏は、どこでも一般的には「○○地蔵」と呼ばれていることが多い。
それは近世の石仏の絶対量が地蔵像に偏っていることの証なのか??または民衆にとって一番親しみやすい仏さんと言うことなのだろうか??
像高約1.6m、側面に「當来導師弥勒仏建長七年(1255)」の銘があり、優れた衣文の表現などから伊派の石工の手に依るものだといわれている。