旧室生村大野、融通念仏宗「法林山善正寺」境内に立つ石仏さん達。
近鉄大阪線を挟んで室生中学校に面する善正寺は開けた小さな境内の寺、本堂脇には多くの石造物が並んで居た。
その中央には自然石に刻まれた三種の石仏群・・・・・
中でも目を惹くのが中央にある尖った三角石に刻まれた三体地蔵石仏・・・・脇にも妙な形の双体地蔵石仏。
自然石の表面に深い角型を彫り沈め、中に柔かにに微笑む三体の地蔵菩薩を厚く彫りだしている。
何とも素朴でで人間臭い表情が堪りません。
向かって左側の三体仏・・・・上部の駒形に二体の双体仏・・・下方にも、もう一体。
余にもデフォルメされて何様のつもりやら・・・・しかしこれはこれで何となく微笑ましい。
石仏としての価値は兎も角、たまにはこんな石仏さんに出会うのもまた嬉しい・・・・。
撮影2012.2.22