先日紹介の千体石仏裏山にある信貴山塔頭「成福院寺僧墓」の石仏さん達。
信貴山大門を潜ると、右側に山手に登る石段が見え、その奥が成福院寺僧墓に成っているが、ちょうどその辺りから見ると信貴山朝護孫子寺毘沙門堂が真正面に見える。
上り口に有る大木の根元に中世仏だと思われる小石仏が4~5体並べ置かれ、いい味を醸し出している。
向かって左端には、まん丸童顔の地蔵菩薩・・・・
中央には板碑型阿弥陀坐像、多分ですけど・・・。
石段を上り切ると狭いながら平坦地に成っていて、最近整備されたのか?切石基壇の上、石造物が一塊並べられている。
中に一体永禄銘を持つ石仏。
室町末期の永禄四年(1561)造立。
総高87cm、像高60cm・・・室町期の特徴そのままで佇んでいる。
裏側には入口に置かれていたのと良く似た石仏が・・・・
因みに現在、成福院境内に置かれている十三仏石室はこの墓地に在ったものだそうです。
撮影2012.11.21