愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

五個荘町 河曲神社(かまがりじんじゃ)の宝塔

2015年04月03日 | 石塔:石造物

旧五個荘町、河曲神社(かまがりじんじゃ)の境内に建つ石造宝塔。

五個荘河曲町は、先日の長勝寺の東となり村、在所のほぼ中心部、在所道沿いに河曲神社(かまがりじんじゃ)があり、石鳥居脇にこぢんまりとした形の良い石造宝塔が建っている。

境内入口左手脇、竹垣に守られた宝塔は高さ約1.5m足らず、見るからにバランスの良い宝塔です。

相輪の上部が欠損、笠は力強い反りを持ち、基礎背面の束に「元徳三年(1331)」の紀年銘が確認され鎌倉後期の造立。

 塔身軸部は四面に扉型を刻み出し、基礎石四側面には太い輪郭の中、格狭間をを造るが中は無地に成っている。

全体的に細工は整っているが、格狭間内に「近江文様」の無いのは少し物足りなさを感じる。

撮影2012.11.2