愛しきものたち

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生駒市 西一分地蔵堂十三仏種子板碑/地蔵石仏

2012年11月26日 | 石仏:奈良

生駒山系だけではなく、大和高原や南山城でも見かけることの出来る十三仏種子板碑。

生駒山の東山裾、住馬大社(生駒代謝)より南へすぐ、集落内を行く旧道脇に西一分の地蔵堂が建ち、十三仏板碑と地蔵石仏が安置されている。

向かって左側 、高さ115cmの山形二重切り込み板碑に枠を残した長方形を造り、中に十三仏の種子を三列四段と上部に一尊。

十三仏は薄い彫り出しで蓮華座上の月輪内にそれぞれの種子を陰刻している。

室町後期、天文24年(1553)の銘をもつ。

中央には舟形光背の定型地蔵、総高110cm、光背下部の造り出し蓮座上に立ち、像高75cm。

よく整った像容ながら風化摩耗が激しく殆どのっぺらぼう。

室町中期の造立だと言われています。

こちら右側の地蔵石仏・・・・、何が何やら状態ですが横の地蔵よりは新しいかも??

生駒ではこうした地蔵堂がそこかしこに見受けられる。

撮影2012.6.10