愛しきものたち

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寝屋川市 明光寺(みょうこうじ)十三仏板碑/他

2012年11月22日 | 石仏:大阪

寝屋川では最古の紀年名を持つ十三仏板碑が明光寺にある。

寝屋川市最南東部、四條畷市と交野市に囲まれた山裾斜面、新旧混在の住宅街最上部に建つ。

住宅街は余所者を拒むように細い道が入り組み、解りづらいが車でも到達出来る。

本堂に向かって右手、境内境内片隅に基壇を設え、植え込みに隠れる様に十三仏板碑と両側に方形石の双体仏が置かれて居る。

上部を膨らませた舟形に整形した花崗岩表面に枠を取り、蓮華座に坐す三列四段の十二尊と上部中央にお決まりの虚空蔵菩薩。

天蓋は肉付きで刻み出され立派ですが、コケやカビが付着して変色が有り、見辛く成って居ます。

高さ120cm、最大幅65cm、枠外最下部に「三界万霊」と多数の法名、室町後期、弘治三年(1557)の紀年名を刻む。

向かって左隣に置かれて居た高さ約50cm、方形板石の双体地蔵?。

向かって右側は、植え込みが邪魔で写真は有りませんが同じく阿弥陀?の双体仏の様に見えました。

撮影2012.11.21