生駒平群谷、千光寺参詣道の鳴川集落、「揺るぎ地蔵尊」の傍らに立つ十三仏板碑です。
この前は何度も通るのですが、今回たまたま涎掛けも少く、ちょっと失礼して撮影してきました。
近鉄生駒線「元山上口」より北西へ約4km、谷深い鳴川渓谷沿いに軒を連ねる鳴川集落、細い道路が集落の屋根をかすめるように千光寺へと続きます。
ちょうど集落の中程、旧道との辻に立派な地蔵堂が在り、 揺るぎ地蔵尊と共に祀られて居ます。
高さ約1.5m、幅50cm、舟形石に三列四段の蓮座に載る十二尊坐像と上部中央の虚空蔵菩薩を中薄肉彫りで刻み出す。
風化摩耗も進んでいるのか?決して丁寧な彫りだとは見えません。
最上部には浮き彫りの瓔珞付きの天蓋刻み、最下部に室町後期の天文二十年(1551)辛亥十月吉日、「六斎人数十五人 逆修」と刻む。
撮影2012.11.21