秋田県中央盆地部に際立って多く集中する藁人形道祖神は、福島県阿武隈山中や新潟県阿賀野川流域の小さな集落にも守られ伝えられている。
この藁人形はたまたま立ち寄った福島方面から日本海側に横断する国道49号線沿い、道の駅「阿賀の里」片隅に置かれた鍾馗様。
ここは新潟県東蒲原郡阿賀野町石間、この町では五集落で藁人形道祖神が守り伝えられると言い、この一体はどの集落のものか、はたまた観光目的のデモンストレーションの一部なのかは解らないけど・・・・。
簡素な覆い屋が建てられ真っ赤な幟と扁額には「鍾馗大明神」の文字、横の小さな祠は何だったのだろう??見落としました。
藁人形鍾馗様は高さ約2mばかし、頭上には二本の角を持ち、顔は白布に墨書き、藁筵で体躯を整え、腰に二本の木刀。
バカでっかい陽物をズドーンと前に突き出しています。
顔の割には精力絶倫??、まずは子孫繁栄かな・・・。
よく見ると藁鼻の下にもタマタマが二つ、まあまあ周到な事だと笑ってしまう。
この阿賀野町界隈では2月~3月、春に先駆け作られ、集落の一年間の安寧をなんでもかんでも託す様です。
撮影2012.9.16