前回紹介の中井傍示(なかいほうじ)集落から見ると舟ノ川の谷を挟んで南西斜面に煙が立ち昇り集落の気配がするのでそれを頼りに行ってみた。
家に帰って国土地理院の地図で調べてみたところこの集落辺りには「野地見」の文字、そして此処は中井傍示とは目と鼻の先だと言うのに十津川村だという。
野地見をなんと読むのかも判らないが??、此処でであった人は子供の頃あの中井傍示の永盛小学校に通っていたと言う。
集落は山裾の緩斜面を拓いてここでも10軒ばかしが雛壇上に点在している。
ここは中井傍示集落よりも良く開けていて狭いながらも稲田があり蒟蒻畑で働く人たちが居たりして活気が感じられた。
新しく開拓された集落のようで歴史の感じ取れるようなものは何も無いけど・・・
こんな辺鄙な山奥には似つかわしくないような屋敷も・・・
長閑ながら廃家も少なく豊かに見えるが、この土地に住む人たちは麓の町とこの地との二重生活を強いられているとか・・
この地では子供を育てる手立てが失われている。
撮影2011.7.30