Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

利き腕の氷瀑モンスター

2012-02-09 | 雑感
注文したアイスバイル「X-Monster」が届いた。箱から取り出してみて重いと思った。その印象が正しくカタログよりも40Gほど重く、使っているピッケル兼用のサレワのサンダーバードより重いが、長さは47CMで同じである。

そもそもハムマーの代わりに左手で使おうと思っていたのだが事情が違う。同時に注文した手綱も試してみて、そして更なる情報を総合して、これはこれでよいと結論が出た。なによりも価格が嬉しい。

何よりも問題の重さであるがこれはシャフトにカーボンファイバやアルミなどを使っていないと重くなるようで、ダイキャスト製の頭「モンスター」が一緒ならシャフトの種類を選ぶことになる。写真でも分らなかったのは今回入手した商品は只の板のようなぺっちゃんこのシャフトなのだ。それでも重いのだが、何よりも細いクラックにねじ込めたり、刺せたりする点で、岩肌が出ているような場所で明らかに利点がある。我々が昔日本でやっていたような冬の壁では重宝するだろう。

グリヴェル社はシャモニの反対側のイタリアのアオスタ渓谷の最奥にあるクールマユールにあるように所謂シャモニアルプスのモンブランの岩と雪のルートを考えているようで、これもそのような場所でも使いやすいだろう。

さて、水氷登りの左手に重いとすれば右手に持って、左手にサレワを持つことになるが、結局左手の制御力に自信がないのだと分った。先ずは試してみるしかない。左右とも同じようにきっちりと氷に打ち込めれば全く問題がない筈である。

水氷を登るバイル類は結構高価だと分った。雪氷やミックスの壁向きやその他様々な用途が考えられるので、いずれにしてもその時はまた買い足さないといけないことも分った。そうした前提の中で、今回入手の製品が少々重くとも使い勝手が可也あることも認識できたので使いこなしたい。少なくともシュヴァルツバルトの氷瀑に通うのに用具はこれで十分だ。



参照:
Grivel dry tooling,
Grivel - Ice Axe X Monster (YouTube)
滝場への冬の長い旅 2012-02-08 | アウトドーア・環境
凍りも滴るいいおとこ 2012-02-06 | アウトドーア・環境
冷え込んだ体が火照る 2012-02-05 | アウトドーア・環境

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