寒さは続いているが、暖かく感じる。昨晩眠れつけなかったほど昨日は体が冷えていたので、体が慣れたようでもはや少々の寒さでは堪えない。氷河スキーから降りてきたかのように、急に血の巡りが良くなったからであろう。思い切って入浴したのも良かった。
なるほど雪の中を歩いているうちに足の爪先が冷たくなっていって、感覚が無くならないように注意していて、更に滝でいくらか濡れたから体が冷え切っていたのである。昨晩は殆ど凍傷から蘇るようにベットの中で喘いだのだった。
水氷のアイスクライミングの喜びには理由がある。それは、日本では絶対経験出来ない雪氷の壁をアルプスで経験して、更に技術レヴェルを上げて練習しようとしたときに、やはり水氷に戻ってくるからである。
周知の如くドイツには滝が殆ど無い。北・東海から徐々にアルプスへと隆起する国土なので、大きな谷も限られて、その地質上の特徴から豪快に落ちる滝が川筋にはないのである。ドナウの源流などを見ても、小さな落差を重ねてゆっくりと大きな流れになっていく。
なるほどアルプスに掛かる地方では濡れた岩壁が氷化するとこもあるだろうが、手軽に練習するところは殆どないのである。そうした状況を考えると、昨日も滝ノ下で話していたのだが、日本は滝に恵まれて特に神戸などは歩いていける範囲に幾らでも滝が見つかるのである。氷化する滝の話題をBLOG「NEXT DREAM 記憶と記録」で読んでいて羨ましくなるのは仕方ないのである。それに比べるここプファルツでは、たとえ600M級の山があっても、3メートルの滝が一つぐらいで、あとは1メートル以下の落差しかないのである。
その点、シュヴァルツヴァルト黒い森は、対岸のアルザス同様に落差がある。しかし、日本のように滝が連なる渓谷などは存在しないのである。今回の滝も以前から探索していた地域であって、実際に皆が登るようになったのもここ数年のことらしい。上流にダムが作られて水が堰き止められていることも関係しているのかもしれない。ドイツ最大の滝も存在するのであるが観光名所として管理されており、その他ではバイオトープとして自然保護の観点から禁止されている場所も少なくないのである。これはアルザスでも同じような現象があり、なかなか手軽に通えるところも少ないのである。それに期間が二週間ぐらいで週末が三回あるとは思えないことである。
さて今回は、自宅から二時間少しで通えることが分り、更に友人の家に寄れるので一石二鳥なのである。要するに今後はシーズンは通いつめることになりそうである。滝の大きさは15M級を囲むようにして落ちているだけなので、ザイルも精々30M少し伸ばすだけである。しかし、アルザスのそれの多くが崖登りなのに対して完全な滝登りなのでオーバーハングに垂れ下がる氷柱まで入れるとWI5の困難度まで練習できる。少なくとも道具を試すには事欠かない。
今回は寒気の上に乾燥していて雪が殆ど乗っておらず、車道も滝ノ下への道も比較的楽であった。これならば文句は全くないのである。しかし滝の本流の流れは多くて氷化しておらず、その周りも一部は氷が水っぽかったり空洞化していた。だからなによりも性能の高いアイス道具が必要で、比較的新しいアイスバイルにぶら下がるだけで、残念ながら大分古いカシンのアイスハンマーは役立たずであった。それが分っただけでも大収穫である。もう一本使えそうなものが欲しい。
参照:
『六甲山・七曲滝』 凍る滝 新聞紙面に記事が出る予定です、
サンケイ新聞(全国版)明日、2月2日の朝刊に写真・記事が出る予定です。、
クライマ-でなくとも、氷瀑観賞が目的でも、ここは使える。 (NEXT DREAM 記憶と記録)
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なるほど雪の中を歩いているうちに足の爪先が冷たくなっていって、感覚が無くならないように注意していて、更に滝でいくらか濡れたから体が冷え切っていたのである。昨晩は殆ど凍傷から蘇るようにベットの中で喘いだのだった。
水氷のアイスクライミングの喜びには理由がある。それは、日本では絶対経験出来ない雪氷の壁をアルプスで経験して、更に技術レヴェルを上げて練習しようとしたときに、やはり水氷に戻ってくるからである。
周知の如くドイツには滝が殆ど無い。北・東海から徐々にアルプスへと隆起する国土なので、大きな谷も限られて、その地質上の特徴から豪快に落ちる滝が川筋にはないのである。ドナウの源流などを見ても、小さな落差を重ねてゆっくりと大きな流れになっていく。
なるほどアルプスに掛かる地方では濡れた岩壁が氷化するとこもあるだろうが、手軽に練習するところは殆どないのである。そうした状況を考えると、昨日も滝ノ下で話していたのだが、日本は滝に恵まれて特に神戸などは歩いていける範囲に幾らでも滝が見つかるのである。氷化する滝の話題をBLOG「NEXT DREAM 記憶と記録」で読んでいて羨ましくなるのは仕方ないのである。それに比べるここプファルツでは、たとえ600M級の山があっても、3メートルの滝が一つぐらいで、あとは1メートル以下の落差しかないのである。
その点、シュヴァルツヴァルト黒い森は、対岸のアルザス同様に落差がある。しかし、日本のように滝が連なる渓谷などは存在しないのである。今回の滝も以前から探索していた地域であって、実際に皆が登るようになったのもここ数年のことらしい。上流にダムが作られて水が堰き止められていることも関係しているのかもしれない。ドイツ最大の滝も存在するのであるが観光名所として管理されており、その他ではバイオトープとして自然保護の観点から禁止されている場所も少なくないのである。これはアルザスでも同じような現象があり、なかなか手軽に通えるところも少ないのである。それに期間が二週間ぐらいで週末が三回あるとは思えないことである。
さて今回は、自宅から二時間少しで通えることが分り、更に友人の家に寄れるので一石二鳥なのである。要するに今後はシーズンは通いつめることになりそうである。滝の大きさは15M級を囲むようにして落ちているだけなので、ザイルも精々30M少し伸ばすだけである。しかし、アルザスのそれの多くが崖登りなのに対して完全な滝登りなのでオーバーハングに垂れ下がる氷柱まで入れるとWI5の困難度まで練習できる。少なくとも道具を試すには事欠かない。
今回は寒気の上に乾燥していて雪が殆ど乗っておらず、車道も滝ノ下への道も比較的楽であった。これならば文句は全くないのである。しかし滝の本流の流れは多くて氷化しておらず、その周りも一部は氷が水っぽかったり空洞化していた。だからなによりも性能の高いアイス道具が必要で、比較的新しいアイスバイルにぶら下がるだけで、残念ながら大分古いカシンのアイスハンマーは役立たずであった。それが分っただけでも大収穫である。もう一本使えそうなものが欲しい。
参照:
『六甲山・七曲滝』 凍る滝 新聞紙面に記事が出る予定です、
サンケイ新聞(全国版)明日、2月2日の朝刊に写真・記事が出る予定です。、
クライマ-でなくとも、氷瀑観賞が目的でも、ここは使える。 (NEXT DREAM 記憶と記録)
冷え込んだ体が火照る 2012-02-05 | アウトドーア・環境
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