Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

持続性を考えて判断

2021-01-07 | 歴史・時事
洗濯機が来る準備とか、NASのファイルの関連付け修正とか時間が掛かる。面倒だが仕方がない。

首都圏に緊急事態宣言が出て、音楽会が如何だとかあるので、今迄の経験や知見から纏めておこう。東京都は既に新陽性者指数54になっていて、100を超えて200へと近づいて来ると思われる。因みにベルリンでは既に山を越えて150である。

ベルリンで音楽会が出来なくなったのは11月3日のロックダウンからだとするとその時の指数は204で、それまでの延べ陽性者数は十万人中1226人、死者9人だった。東京は其々495人、4人。

ざっと陽性者数は三分の一ぐらいだろうか。つまり会場に千人寄れば0.8人程が陽性者である。しかし日本の検査数は一桁異なるので当時のベルリンの状況と変わらないと思う。そして人数制限で五分の一ぐらいでも公演を続けようとドイツでも試みられた。しかしロックダウンライトでシャットダウンとなった。

その時に国内ツアーを前にしたベルリナーフィルハーモニカーのキリル・ペトレンコは、催し物禁止に対してお門違いとコメントを出した。我々も直前のキャンセルに泣いた。しかし、客観的に考えれば春の公演とは比較にならないほどの危険性はあったのは事実である。アンチョコマスクなどでは空気感染は防げない。N95では息苦しくて音楽どころではない。

都内の状況はとても悪く催し物どころではなくシャットダウンが必要な状況だと思われる。医療崩壊が進めばそれどころではない。一方で、ここで無理にでもやっておかないと、先はとても長い。夏以降学校などが感染の温床とされていて、実際にドイツでも冬休みを挿むことで実証され、引き続き休校となる。繰級までが議論されるほどだ。

感染が広がれば広がるほど収束は遠くなる。ドイツにおいても二月、三月は催し物は厳しいと思われる。メルケル首相が目標とする指数50に近づく地域も増えている一方、50以下で催し物を五分の一以下で再開するにはワクチンによる収束の工程表が必要になって来る。

日本政府は非常事態宣言は指数35程を目標にしているというが、通勤通学が無くならない限り難しい。特に二月は日本も欧州と変わらない様に乾燥して空気感染が盛んになる。首都圏での催し物は遅かれ早かれシャットダウンを余儀なくされる。首都閉鎖されない限り、感染は全国津々浦々へと広がって、再び戻って来て長い月日を必要とするようになる。

お別れにミーレの洗濯機の写真をもう一度。1990年当時から環境を前面に出していたのがドイツの家庭電化だと分かる。四点の水の減量、プログラムに合わせた水の使い方、洗い物によって入れ時、洗剤の減量など現在当然の様に思われている事が書かれている。そしてそれらのことは制御が変わっただけで今でもベーシック製品の売り物となっていることに違いない。

ミーレは車で言えばメルセデスベンツのようなもので老舗とその時代に遅れないのをモットーとしているのがよく分かるあり方だ。何年使うかだけが、考えもので、車もやはり高価なものはそれだけ長持ちする。



参照:
壊れた30年物ミーレ洗濯機 2020-12-30 | 生活
疑わしいロックダウン 2020-10-29 | 歴史・時事
コメント
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