ドホナーニのピアノ五重奏曲一番ハ短調を少しお勉強する。放送などで耳にしていて覚えていたのは三楽章のアダージョだった。そしてやはりここが面白かった。ピアノ何重奏はモーツァルトぐらいしか聴いておらず、そもそもピアノトリオ自体が半ばサロン音楽から抜け出さないので興味が無い。しかし、こうして楽譜を見ると、シューマンやらブラームスへとピアノが入ることで少なくとも三種類の弦楽器が低音部や中声部だけでなくソロスト的に弾かせることが可能で、更にその声部間のテクスチャーが作曲家にとっては面白いというのも何となく分かった。実際に録音したものを聴いても、よく分からないところがあるように、その辺りが創作の味噌なのだと理解した。終楽章の六拍子から五拍子との展開も面白く、ブラームスなどと比較して一体どうなのかとあまり冴えない感じがしていたのだが、面白いところが見えてきた。創作年1914年とすれば可成り古臭いのであるが、もう少し何か見えてきそうである。
Dohnanyi - Piano Quintet in C minor op.1
更にショパンの二曲に目を移す。一曲目は変イ長調の幻想ポロネーズで最も有名な曲の一つである。中々細かなところもあるなと思ったが、実際に音サムプルを聴いてみるとホロヴィッツのがやはり面白く、期待していたルービンシュタインは尻窄みの感じがする。やはりショパン弾きではないのかもしれないがホロヴィッツは上手だなたと改めて思う。その意味からも名手アムランの演奏に期待するところ多い。もう一曲はキーシンの演奏で聴いたが、真面目には弾いているようだが前のスケルツァの続きかどうか知らないがとても荒っぽく、折角隠された主題がなんら意味を持たなくなっている。直ぐに想像したのはカラヤン指揮の音楽で、コケオドシで重要な音楽的な表現を塗り込めてしまっている。流石にカラヤンと共演していたようなピアニストであり、ソヴィエトのイスラエルの外貨獲得に貢献してブリキの兵隊のようである。そしてショパン弾きから下に見つけたのはポリーニのデジタル録音だ。デジタルになってから殆どその録音には注目していなかったが、これはとても良かった。先ず何よりもスケルツォの俳諧のようなものがあり嬰ハ短調トリオのバラードのような趣がその俳諧に上手く対応している。そして演奏もとてもバランスがとられていて、長く大きな山を作っている。調べてみると、私のウィッシュカードにこれが入っていて1990年の発売となっている。つまり全盛期に近い頃の録音であると分かった。次の機会に購入しておきたい。
Vladimir Horowitz - Chopin Polonaise Fantaisie
Arthur Rubinstein: Chopin - Polonaise No.7 Op.61 in A flat major, 'Polonaise Fantaisie'
F. Chopin Scherzo no.4 Opus 54 (E) By Evgeny Kissin
Ashkenazy, Chopin Scherzo No.4 in E major, op.54
Frédéric Chopin Scherzo No.4 in E, Op.54
日曜日は、10時にはガイダンスが始まるので、その前にティケットを回収するとすれば、自宅を8時半過ぎにぼちぼち出かけなければいけない。教会なんかよりもずっと早く出かけるのだ。だからパンも前日に買っておいた。出かけると地元の選挙でキリスト教民主同盟と緑の党が陣取っていた。CDUのおばさんがチラシと同時に紙包みに入ったブレッツェルを呉れる、そしてお友達にもと二つ目を渡そうとするので躊躇していると、立候補者から声が掛かった。いつもの醸造所のオーナーのアイメール氏だ。「天気悪いから今日はジョギングはどうだ」というから「行きまっせ」と握手して景気付けておいた。出るときには緑の党が近づいてきたが、知らぬ顔をしておいた。隠れ緑の党支持者であるが、なんとなく表向きはCDU支持者のような顔をしているのである。そして件の親仁も代議士の時は自由党であったので、体良く衣替えをしている。少なくとも醸造所ペッフィンゲンはショイレーベ種に関しては世界を代表するワインを今でも輩出している。
朝一番で何を着ていくか。来週も気温は摂氏20前後までにしか上がりそうにないので、先ずシャツは厚めのものでいい。上着も普段着の分厚いのを羽織っていくだけならば楽である。そもそも恐らく休憩も無く一時間半も続かないミニコンサートなので、面倒なことはよして、プロムナード感覚で出かけて、帰宅して飲みながら昼飯の用意でもしておこうか。
参照:
散髪を済ませた理由 2019-05-04 | 生活
一級のオペラ指揮者の仕事 2019-01-14 | 音
Dohnanyi - Piano Quintet in C minor op.1
更にショパンの二曲に目を移す。一曲目は変イ長調の幻想ポロネーズで最も有名な曲の一つである。中々細かなところもあるなと思ったが、実際に音サムプルを聴いてみるとホロヴィッツのがやはり面白く、期待していたルービンシュタインは尻窄みの感じがする。やはりショパン弾きではないのかもしれないがホロヴィッツは上手だなたと改めて思う。その意味からも名手アムランの演奏に期待するところ多い。もう一曲はキーシンの演奏で聴いたが、真面目には弾いているようだが前のスケルツァの続きかどうか知らないがとても荒っぽく、折角隠された主題がなんら意味を持たなくなっている。直ぐに想像したのはカラヤン指揮の音楽で、コケオドシで重要な音楽的な表現を塗り込めてしまっている。流石にカラヤンと共演していたようなピアニストであり、ソヴィエトのイスラエルの外貨獲得に貢献してブリキの兵隊のようである。そしてショパン弾きから下に見つけたのはポリーニのデジタル録音だ。デジタルになってから殆どその録音には注目していなかったが、これはとても良かった。先ず何よりもスケルツォの俳諧のようなものがあり嬰ハ短調トリオのバラードのような趣がその俳諧に上手く対応している。そして演奏もとてもバランスがとられていて、長く大きな山を作っている。調べてみると、私のウィッシュカードにこれが入っていて1990年の発売となっている。つまり全盛期に近い頃の録音であると分かった。次の機会に購入しておきたい。
Vladimir Horowitz - Chopin Polonaise Fantaisie
Arthur Rubinstein: Chopin - Polonaise No.7 Op.61 in A flat major, 'Polonaise Fantaisie'
F. Chopin Scherzo no.4 Opus 54 (E) By Evgeny Kissin
Ashkenazy, Chopin Scherzo No.4 in E major, op.54
Frédéric Chopin Scherzo No.4 in E, Op.54
日曜日は、10時にはガイダンスが始まるので、その前にティケットを回収するとすれば、自宅を8時半過ぎにぼちぼち出かけなければいけない。教会なんかよりもずっと早く出かけるのだ。だからパンも前日に買っておいた。出かけると地元の選挙でキリスト教民主同盟と緑の党が陣取っていた。CDUのおばさんがチラシと同時に紙包みに入ったブレッツェルを呉れる、そしてお友達にもと二つ目を渡そうとするので躊躇していると、立候補者から声が掛かった。いつもの醸造所のオーナーのアイメール氏だ。「天気悪いから今日はジョギングはどうだ」というから「行きまっせ」と握手して景気付けておいた。出るときには緑の党が近づいてきたが、知らぬ顔をしておいた。隠れ緑の党支持者であるが、なんとなく表向きはCDU支持者のような顔をしているのである。そして件の親仁も代議士の時は自由党であったので、体良く衣替えをしている。少なくとも醸造所ペッフィンゲンはショイレーベ種に関しては世界を代表するワインを今でも輩出している。
朝一番で何を着ていくか。来週も気温は摂氏20前後までにしか上がりそうにないので、先ずシャツは厚めのものでいい。上着も普段着の分厚いのを羽織っていくだけならば楽である。そもそも恐らく休憩も無く一時間半も続かないミニコンサートなので、面倒なことはよして、プロムナード感覚で出かけて、帰宅して飲みながら昼飯の用意でもしておこうか。
参照:
散髪を済ませた理由 2019-05-04 | 生活
一級のオペラ指揮者の仕事 2019-01-14 | 音