橋本屋吉次郎電子日誌

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波上宮

2016-03-31 | 一の宮巡り

「一の宮」は、平安時代から鎌倉時代初期にかけて逐次整った一種の社格です。
この当時、琉球国は別の国(そもそも統一王朝がなかった)ので、これに該当するものはありません。

しかし、全国一の宮会はこうした古来の一の宮制のない地域に対して「新一の宮」を定めています。

波上宮は、沖縄総鎮守であり、沖縄県神社庁が設置されているので、琉球国の新一の宮とされています。


一の鳥居
1990(平成2)年、改築されました。
この日はあいにくの雨でした。
ですから、へったぴーな私は写真ぶれまくりです。ごかんべんを・・・


釈迦空(折口信夫)の歌碑
「那覇の江に はらめきすぐる夕立はさびしき船をまねし濡らしぬ」
釈迦空は、存じていましたが、彼が折口信夫という、民俗学者・国文学者であったとは知りませんでした。
(ちなみに、家内は折口信夫は知っているが、釈迦空は知らないと言っておりました。)


二の鳥居


手水舎
屋根が琉球風です。



狛犬
これってシーサーですよね?


拝殿
元々は沖縄のニライカナイ信仰の御獄だったらしいです。
その後、神のお告げにより琉球王府が熊野権現を祀り、今に至っているとの事です。
したがって、主祭神は、伊弉冊尊(いざなみのみこと),速玉男尊(はやたまをのみこと),事解男尊(ことさかをのみこと)です。

 

拝殿から覗いた本殿
 

後日、本殿を裏側から撮影してみました。
崖の上に立てられており、「波上宮」のいわれがわかります。


なお、手前には波の上ビーチが広がっています。


中国語やハングルで書かれた絵馬がけっこう混じっています。
沖縄の特徴なのか、最近は著名な神社はどこでもこうなのかわかりません。


明治天皇像


護国寺
当宮南側に隣接する。往古は当宮の別当寺(神仏習合が行われていた江戸時代以前に、神社を管理 するために置かれた寺)だそうです。
てっきり、護国神社の様なものだと思っていました。
ですから、靖国神社に文句をつけている国の方々が騒ぎながら写真を撮っているのを見て、「知らぬが仏だな」と思っていましたが、仏は私でした。

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