橋本屋吉次郎電子日誌

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滝山城

2018-08-28 | お城巡り(続日本100名城)

関東遠征2日目
ホテルで朝食を済ませ、八王子にある滝山城に向かいました。

6年前、八王子城に訪れた際、滝山城も登城しようと周到に調査・準備しておりました。
しかし、この時はかなり強い雨が降っており、八王子城だけ見学をして帰りました。
このたび滝山城が続日本100名城に登録されたこともあり、ようやくリベンジの機会を得ました。


八王子市加住市民センター
所在地: 東京都八王子市加住町1丁目338
利用時間: 9:00~21:30

ここで続日本100名城スタンプを押して、パンフレットをいただきました。
加住市民センターから南に200m行くと立派な駐車場ができていました。


滝山観光駐車場
所在地: 東京都八王子市丹木町3丁目81番地1外
利用時間: 8:00~18:00(3/1~10/31),8:00~16:00(11/1~2/末日)
駐車料金: 無料


駐車場にあった案内板
あれ!何か張ってあるぞ?


スズメバチ発生って?
夏の山城では、昆虫はつきものです。
ヤブ蚊、アブ,クモ・・・けっこううっとうしい存在ですが、スズメバチは特別です。
生命に関わります。
しかも、マムシと異なり、こちらから手を出さなくても襲ってきます。
それも集団でなおかつ、空中戦で来るので、近づかないのが一番です。

住宅地の裏山の入り口って感じの大手口

青いコーンが置いてありますね。


件のスズメバチは退治されたようで、通行止めは解除されていました。


竹林の中を進みます。
ここかなり急勾配です。
整備用の車両が入れるようにコンクリート敷きになっていますが、路面が濡れているときには注意しなければ行けません。

堀切が見えてきました。



三の丸


コノ字形土橋
わざとカーブさせておりいろいろな角度から侵入者を射ることができます。


千畳敷

隣接した角馬出

二の丸下にある馬出



行き止まりの曲輪
「行き止まりの曲輪」とは「ふくろのねずみ」という意味で、両端が狭い土橋になっていて行き止まりのような形になります。
寄せ手側には行き止まりのからくりだが、城兵からすると格好な馬出(出撃用)となり、実に巧妙な防御が施されています。


信濃屋敷
家臣の居住地です。


刑部屋敷
ここも、家臣の居住地跡です。


中の丸に向かいました。


中の丸


この建物は以前ここにあった国民宿舎滝山荘の一部です。

続日本100名城スタンプはここにも設置されています。

滝山城の背後には多摩川が流れ、その流れによって削られた急峻な崖となっています。
つまり、河岸段丘上に築かれているわけです。


木橋
本丸(左)と中の丸(右)を結んでいます。


本丸入り口
滝山城は山城であるため急坂が多いのは当然ですが、さらに土が剥き出しになっている部分がけっこうあり、滑りやすいです。
訪問する際には、杖を持参することをお薦めします。

本丸


滝山城は、武蔵国守護代山内上杉氏の重臣、大石定重が、1521(大永元)年に築城したといわれています。(その子定久の築城とする説もあります。)
やがて、北条に降って傘下となると定久は北条氏康の三男、氏照を養子に迎えて隠居.。
滝山城は氏照に任せられます。
1568(永禄11)年には、武田信玄が侵攻してきましたが、何とか絶えることができ、滝山城をあきらめ、小田原城へと向かったそうです。
ただ、この後、城主氏照はより堅固な要塞を求めて八王子城築城を決意、1584(天正12)年ごろ、八王子に城を移して滝山城は廃城となりました。

コメント
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