今回の旅の目的は第一に続日本100名城を訪問すること。
一之宮に参拝すること。
さらに、ルート上に道の駅があれば立ち寄ることです。
ただ、これに加えてどうしても行きたかったのが三笠公園です。
小説「坂の上の雲」ファン(というよりも司馬遼太郎ファン)である私にとって、日露戦争当時の連合艦隊の旗艦が保存してあるここを訪れるのは長年の夢でした。
公園入口
この写真を撮っていると、小学生数人が走ってきました。
その先を見ると列ができているではないですか。
「三笠ってすごい人気なんだ。」と驚きました。
が、よく見ると列は猿島へ向かうフェリーに乗り込むためのものでした。
戦艦三笠をバックにした連合艦隊司令長官東郷平八郎像
よく見る写真ですが、 私は現地に行くまで大きな勘違いをしていました。
この東郷元帥側が三笠の船首だとずっと思っていました。
実際は、こちらは船尾であり、
船首は皇居方向を向いています。
三笠について
黄海海戦で破損した主砲の一部
砲弾
無線電信室
煙突
15cm副砲を操法する様子
外から見た副砲
この灯籠は日本海海戦で射貫かれた三笠の鉄板で作られたもので被弾鉄板雪見灯篭と名付けられています。
8cm砲台
大きい方が15cm副砲、小さい方が8cm砲です。
船首甲板
けっこう傷んでいます。
Z旗がなびくマスト
この時代の軍艦は非常に高いマストをもっています。
帆船時代の名残だと思っていましたが、レーダーがなかった時代ですから、策敵のためにも高いマストが必要だったそうです。
艦橋にある海図室
照準機器
艦橋から見た艦首
主砲である30.5cm砲が見えます。
羅針盤
艦橋最上部
日本海海戦の時、東郷元帥はここで指揮をとりました。
危険なので屋内に入るように勧められたのですが、「ここでよい」と頑張っちゃったもんですから、秋山参謀、加藤参謀長、伊地知艦長もいっしょに立たざるを得ませんでした。4人の立っていた位置にプレートがつけられています。
長官浴槽
東郷司令長官が使っていた部屋
この日は金曜日でしたので、昼食はカレーにしました。
かつて海軍では、単調な艦上勤務で曜日感覚をなくなるのを防ぐため、毎週金曜はカレーを出していたそうです。
よこすか海軍カレー
店名: VEGE CHEF(ベジ シェフ)
所在地: 神奈川県横須賀市新港町6
営業時間: 10:00~19:00
定休日: 毎週火曜日(祝日営業)
ふつうに美味しいカレーでした。
旧海軍でもこんなにスパイシーなカレーが出されていたのでしょうか?