橋本屋吉次郎電子日誌

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偕楽園

2012-07-11 | ツーリング

翌朝、ホテルで食事後、偕楽園に向かいました。
金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ日本三名園です。

偕楽園は1842(天保13)年に水戸藩第九代藩主徳川斉昭によって造園されました。
藩校弘道館で文武修行する藩士の休養の場とすると同時に、領民と偕(とも)に楽しむ場にしたいとして「偕楽園」と名づけられました。

偕楽園の周囲には多くの駐車場が用意されています。
近いところは有料ですが、離れたところは梅まつりの時期をのぞいて無料です。
当然、少し歩くことになりますが、その道沿いにもいろいろ見どころがあります。


言わずも知れた水戸光圀像


斉昭公像、子供は後の徳川慶喜です。


「大日本史完成の地」記念碑
大日本史は水戸光圀が命じて編纂された歴史書で、完成したのが1906(明治39)年、実に250年かかったのです。
ただ、この記念碑小さくひっそりとあって見落としそうです。


偕楽園東門
健園の精神を引き継ぎ、日本三名園では唯一、入園無料です。

                      偕楽園
             所在地: 茨城県水戸市常磐町1-3-3  
           開園時間: 6:00~19:00(2/20 ~9/30)
                   7:00~18:00(10/1~2/19)
                    休園日: なし
                    入園料: 無料


偕楽園は陰陽、2つの部分で構成されています。
陰は図の緑の部分、陽はピンク色の部分です。

まずは陽の部分
とにかく広い広い梅林が広がっています。


その中には銘木が何本もあり、柵で囲まれておりますが、

それ以外も立派な木ばかりです。
たとえば、この木、通路際の脇役の脇役ですが、この見事な枝振り、驚きです。

次は陰の部分
こちらは表門から歩むと良いとされています。

一の木戸をくぐると、

見事な竹林

しばらく進むと、急に視界が開け、池が見えてきました。

次に、杉林の中に進んでいきます。
写真は太郎杉と名付けられた巨木です。


吐玉泉
薄暗い杉林の中、こんこんと清水が湧き出ていました。
   

山中をハイキングしているような錯覚にとらわれます。
とても県庁所在地の市街地の中にいるとは思えません。


これで日本三名園すべて訪れたわけですが、それぞれずいぶん趣が違いますね。
金沢の兼六園はきわめて技巧的な庭で、その技術の高さには目を見張るものがあります。
岡山の後楽園は開かれた明るくおおらかな庭です。
そして、偕楽園はまるで山の中のような野趣あふれる一見簡素な、それでいて実に計算された作りになっています。
とても、甲乙は付けられません。


藤棚
季節が変われば、庭の表情も変わることでしょうね。


9:00になりましたので、斉昭公が休憩所として建てた好文亭に寄ってみました。



丹念に手入れされた庭の奥に


落ち着いた建物がたたずんでいます。


室内から庭を観賞


二階からの眺望
庭の向こうに千波湖が見えます。
水戸は市街地の真ん中に湖があります。
この周囲をジョギングしたり、ウォーキングしたりする人をたくさん見かけました。


これなんだかわかりますか。


なんと料理を二階へ上げるためのエレベーターなのです。


茶室の待合


そして茶室
残念ながらこの日は外から見学するだけでした。


好文亭を見学するためには、大人190円の入場料が必要ですが、それ以上の価値は充分あります。
偕楽園に出かけられた際は是非寄ってみてください。
 
                        好文亭             
               所在地: 茨城県水戸市常磐町1-3-3(偕楽園内)  
                開館時間: 9:00~17:00(2/20 ~9/30)
                        9:00~16:30(10/1~2/19)
                  休館日: 12/29~12/31
               入館料: 大人190円,小・中学生100円


偕楽園隣の常磐神社
2代藩主徳川光圀公・9代藩主徳川斉昭公を祀る神社です。


宝物殿である義烈館
                 開館時間:9:30~15:30(平日)
                        9:00~16:00(土・日・祝日・梅まつり期間)
      休館日: 木曜日(梅まつり期間,GW,8/13~16,9/1~20は木曜日も開館)
          入館料: 高校生以上300円,小・中学生100円

コメント (12)
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