下赤坂城・上赤坂城に続き、千早城へ向かいました。
千早城への道はわかりやすかったです。
府道705号線を金剛山に向かって走ります。
途中、「まつまさ」の看板を見つけたら左折します。
「まつまさ」は金剛山麓にあるお食事処兼おみやげ店で、日本百名城スタンプはここで押すことができます。
駐車場は600円ですが、「まつまさ」で500円以上の買い物をすると1時間無料となります。
ちなみに、この近くに無料駐車場はありません。
どんなに小さな空き地でも、有料駐車場と書かれています。
ちょうど、お昼時でしたから、しいたけうどん600円をいただきました。
肉厚しいたけの裏側だけに天麩羅の衣を着けて揚げてあります。
つゆは大阪の標準といったとこでしょうか。でも、大阪のうどんはレベル高いですから十分おいしいかったです。
「まつまさ」で千早城の地図をもらいました。
しかし、地図を見ても登り口がわからず、おばちゃんに教えてもらいました。
食事か土産物購入で駐車料金が無料になること。地図がもらえること。登り口を教えてもらえること。「まつまさ」が少し登ったところにあること(その分登らずにすむ)から、百名城スタンプを集めてない方でも「まつまさ」に寄られることをお勧めします。
教えられたとおり山道を行きます。
現地案内図
アクセス路は3通り。
(右側)府道705号線から石段を登るのが表参道。しかし石段を五百数十段登らねばなりません。
(中央)現在地より最短距離で行くのが裏参道。ただ、最短と言うことはもっとも勾配がきついと言うことです。
(左側)大きく迂回し本丸から行く道。これが一番楽そうですし、帰路に表参道か裏参道を選べば無駄もありませんので、これに決定です。
一番楽な道を選んだのですが、階段状の登りが続いております。
息を切らして登っているうちに、金剛山2合目まで来てしまいました。
どうりで、きついわけです。
そういえば、登り口の売店に「アイゼン レンタル」と書いてありましたが、アレは何だったんのでしょうか。
素人はアイゼンが必要な季節に登っていけないだろうし、冬山に登るのにアイゼンもないような不十分な装備で向かってはいけないと思うのですが?
この2合目を、右へ行くと大阪府最高地である金剛山頂上、左へ行くと千早城です。
さらに杉木立の中を登っていきました。
本丸跡です。
二の丸へ向かうと堀切のような構造を見かけましたが、おそらく自然の造形を活かしているものではないでしょうか。
二の丸へ向かう石段。
二の丸。神社になっていました。
変わった拝殿
少し降りたところにある三の丸
さらに石段を下りると
四の丸
案内板には売店と書いてあったが営業している気配もなく
看板もこの通り
下界を見下ろします。下赤坂城や上赤坂城に比べ、見晴らしはよくありません。
表参道。こんな石段を登らなくて正解だったと思います。
1333年(元弘3年)楠木正成は迫り来る幕府軍をこの城で迎え撃ちます。
数で劣るもの、上から油をかけ火を放ったり、ダミーのわら人形を立てて射た矢を大量に得たりと得意のゲリラ戦法で応戦しました。
その間に、有力御家人だった足利尊氏や新田義貞が離反し、鎌倉幕府は滅亡したのでした。
まつまさ
大阪府南河内郡千早赤阪村千早950
営業時間 9:00~17:00
定休日: 金曜日
http://www.matsumasa.org/