光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

早春の小さな花など

2010-02-22 18:55:38 | 植物・花(冬)
  一遍に厳しい冬から、春へとジャンプしたような感じがあって、いずれかそれを実感
出来るような感じがあるが、しかし、寒さはいつまたまたもとに戻るかも知れず、せいぜい早春
というときになった、というのがいいと思い、早春をタイトルに入れた。春でもいいし、4月
の陽気とか言ってもいいようなお天気があった。ようだが、いくらかしか体験せず、実感は
やはり早春で、あるいは春がどこまでか来ている、という信憑性に自信が持てそうな、で、まだまだ
わからない。でも、まー春らしいというのは、今日は間違いはなくこれをそのまま受け入れて
いいようだ。

  朝は寒かった。氷が張って、いかに地上辺りは冷たいかよくわかるし、明るくなった空を
眺めて、その光が地表の氷を照らすから、光って見える。氷は薄いようで、しかし大体押し
なべて雪のような氷の溶けたその水をまた氷に戻す現象を明らかにする。それと生き物で、そこ
にじっとする植物の小さな葉っぱにも、びっしりと霜が降りていて、それはそれは冷たそう
な、感じが伝わって来た。ゴミを捨てに歩いたのだが、向こうからご婦人が来られて、挨拶を
しないといけない、と思って声を出したが幾分、小さいようなでこれも寒さのせいであろう。相手の
方の声はよく聞こえた。もう少し大きな声が出ないか、不思議に思うが、寒いからということ
にしておく。それで、ちょうど山々、高峰の頂、ちょうど北アルプスのある、窓の辺りから、
滲むように朝日がこぼれた、というのは大袈裟だが、なかなか日が出る瞬間を見る、外で、とい
うのもないもので、それはまさしく、太陽光がこぼれ落ちる感じがあって、寒さも絶頂の感じ
もあった。それから気温はかなり上がったようだ。

  急いで、帰って時計を見ると、ちょうど6時50分くらいであった。日の出の正確な時間では
ないが、それが、もう6時50分よりも早いことは間違いないようで、それからいつもの定位置
の、あるいは定点観測のところ、自分のいるところに戻ると、なんだかまだ太陽は出たばかり
で、それで、これからキラキラと輝くような感じもあった。すると、その2、3分前のこぼれ落
ちる、太陽光のしずくは、言ってみると「点」でもある。そうでないとおかしいような気がして、
こじつけでもある。朝は放射冷却できれいに冷え込んで、辺りは氷の小さな粒で、包まれたが、
それもそのうち溶けたのだろう。
 
  2月ももうおしまいだなー、とか考えて、また3月もすぐに来て、4月になればどうなるか。
それも同じようにどんどんと時計は進んで、夏になる。こうゆうことをあと何回経験できるかと
いう、一種の不安というのが生じるのは、これは大体誰でも考えることであろう。それはしか
し、誰も知ることが出来ず、残されたもののみそれを他者のものとして、実感する。なんだか、
春らしくなったのだけど、そんなことも思ってしまうというのが、春らしい恐怖の時間でも
ある。何もかもが、まだ凍っていて、それで最初に解凍されるのが、そうゆう「後どれだけ」と
いう恐怖というか、不安である。春は、イライラし、ムカムカし、それで暖かくなると、一定の
安定感も出てくるようで、それゆえ、後どのくらい自分はこの世にあり続けることが出来るのか、
など思うので、これも春の証左なのだが、いい加減こうゆうことを書くのも止めた方がいいと
思う。どっちにしても、それは誰にもわからないものであるからねー。

  いいお天気で、それでもときにもう少し、例えばヒヨドリなど鳴けばいいのではないか。
それから、鳥だけでなく、蚊とかが辺りに蚊柱を立てていい。この蚊というのはしかし至極普通に人を
刺す蚊と同じかというと、違うようだ。蚊柱も見ない2月の後半があったか。あとは何だろうか。
いつもなら、小さな蜘蛛が、暖かい日差しのある、そうゆう方向にある、金属の枠に、小さな巣
を張る。そうゆう蜘蛛も見かけない。大きさというと、2、3mmか、あるいはもう少しあって、3、4mm
というもののようだ。そうゆうものもまだ現われない。
  ここに昔からいる、キジバトはときどき見かけるし、また人がそばにいても滅多なことで
逃げることもない。まーキジバトも性格を理解しているようである。そのハトもいない。雉
もいない。この少し前に出した「雉」はきのうの写真である。雉も鳴かないし、姿も見せない。
それがなんだかおかしな感じもした。

  歩いていて、暖かさはすぐに感じられたが、例えばそのとき気温が10℃以上あったらしい、
また最高は15℃くらいまで上がったようだが、その暖かさは、後者は特に感じられなかった。
それから、風も押しなべてゆるい。風はたしかに吹いて、でも春一番の感じというのはなか
った。
  少しだけ、雪の残る地面を見て、それからちょうど南向きの、植物の生えている、そうゆう
ところを短くカメさんを持って見てまわった。一番の発見でもないが、
  秋ごろにもう咲いていた、オオイヌノフグリがようやく長い雪の下から戻ったようで、
青い花弁を見せてくれた。わからない感じがあって、小さすぎるがどうにかそれを見逃す
ことはなかった。まったくの小さな、春の発見である。大袈裟だが、オオイヌノフグリも雪の
下で、長く時間を過ごした、ということでもある。

  



  緑葉の明るさ。快晴で、緑が透けて見える。




  常緑の木々。緑が少しずつ、回復している。まだまだいつもの緑に
  遠いような感じ。黒いのが実なのか、これから咲く花の蕾か、それも
  わからなくなった。




  明るさ、と葉っぱのツバキ。




  まだまだ雪。残る雪は多く、消えない。




  ユキヤナギ、だと思う。




  花もチラホラ。それからツツジも、また白い花を付けている。一輪だけだが。




  最初に、赤紫かという、オオイヌノフグリの色が飛び込んで来てようやく
  その存在に気が付いた。明るすぎたのである。





  いつもの、青の花弁も見つかって、いくらか花も群れて咲いているが
  それは、一つ、また一つといった方がいい。



雉、キジバト、それとネコ

2010-02-22 16:30:30 | 散策
  今日は、暖かかった。何だか知らないが、やけに
  暖かい日になったようだ。でも、
  朝は寒い思いをした。何しろ、氷も張っていたくらいであるから。

  それでも春が近いからか、また大体晴れていて、
  気温は上がった。それから、風は大したことはなかった。  
  でも、「春一番」が吹いたとかラジオで先ほど聞いた。

  いろいろなことが今日はあって、2がゾロゾロあるらしい。
  なるほど。

  でも何ごともなかったような日であって、
  まずは出来はよくないが雉のメスの写真があって
  他に、キジバトも近くまで来たから、撮った。それでゆくか
  と思った。
  いずれもきのうとか、それより前のもので
  そうゆう意味では今日は平穏だった。
  
  でも、ギリギリで、ネコが現われた。
  色は茶トラ。暖かくて、散歩に来たのか。
  過去に見ているか?、むつかしいものだ。





  雉のメスは保護色で、ほとんど目立たない。雪があるから、ときどきは
  その上を歩くが、警戒心は強く、すぐに暗いほうへとゆく。
  二羽いる。姉妹か。




  ちょっとギョッとする、そうゆう様相だが、これが雉のいいところ。
  それで、かなり土をほじくっている。




  キジバト。餌がほとんどないので、元気もないのだろうが、人がいても
  近付いてくる。それにしても、なんだか「いらない」ものが写る、と
  いうのが特徴か。




  連続写真だと勢いを付けているのがわかるが、省略した。
  ハトもさすがに、びっくりした顔をしているか。


  それでギリギリのところで、ネコ。
  そこに少し食べ物があった。それはいいが、なかなかもうネコも
  来ないな、と思っていたら、まさかの「2」の続く日にネコは来た。




  茶トラで、小型だが、大人だろう。この顔はあまり見たことのない
  もので、なんだか複雑な心境である。こちらを見て、またすぐに
  食べ物へ、関心がゆく。
  また書くが、どうして「いらない」ものが写るのか。




  食べ終わって、帰ってゆく。これで少し明るい顔が見えたが、
  この姿の顔は見覚えがある。だからか、人の姿を見てもさほど気に
  しないのだが。




  ペロッと舌を出した。ショッパかったようだ。それにしても、どう
  ゆうことか。これを説明するのはむつかしく、しかし、このネコは
  生きていたようだ。


  

本日も晴れ、冷えた

2010-02-22 06:35:05 | 散策


  道の真ん中をゆく路面電車で、向こう側が見えない。
  面白い現象で、まるで一体にここはどこかわからない。
  ポート君の、旅はこれから始まる。



  朝のお天気は、晴れ。快晴といっていい晴れで、冷えている。あまり感じ入るものはなかった。寒さは少し遅れて実感される。屋根の瓦に今霜はないが、金属だとそこが白く、これは霜。夜はほとんど星空。それゆえ、窓から明るいシリウスが見えていたが、それ以外は想像で済ませた。

  アメダスの、6時の気温、マイナスで0.9℃。気圧は1021.7hPa、湿度は92%。積雪深は、まだ15cmもある。室温は、6℃で、灯油ヒータのモニタは、2℃を示している。これは結構に寒い。

  天気情報を見ている。全国的に冷えたようで、これは晴れたおかげだが、それにしては、冷え方が足りない、と思われる方もおられるかも知れない。でも、大体晴れで冷えて、マイナスの5℃はいかないものなのである。この辺の不思議はいつもある。もっとも、この雪の多さ、すでに過去の出来事かも知れない、は、どう考えてもおかしいが。
 
  寒いからか、夢の中でもなにかを待たされるものがあって、夢でそうゆう疲れることがあるなんて!と思う。なにかをじっと夢の中で待っているのだ。これは車だったか、電車だったか、誰かを待っていたのか。そのうちにわからなくなって目が覚めた。起きる時間である。それを待っていたのか。

  杉の木に花粉があるような気にもなってきた。杉の茶色は二種類あって、明るいのと、暗めのと。明るいのが花粉のような気がする。それゆえ、朝は目の周りを温水でゆるく撫ぜて洗うが、痒みがそのときだけある。花粉がないとはいえない状況か。