朝も少し、間延びしたと思われる、そうゆう時間、ふと窓から外を見ると、もう馴染
みといっていい、黒いネコがいた。完全に真っ黒かというのもわからない。わからないの
は非常に警戒心が強くすぐに逃げて、姿をくらます。そうゆう特技を持っているからである。で、
かつ体力というか、寒さにも強く、雪の上も平気で歩いて、あるいはジャンプしてゆく。そう
ゆうところ、を断片的に見ていて、それでしかしその姿をマジマジと見たことはない。出来ない
ので、ある。
これだけ雪が降って、それでも元気そうにしている。ちょうど窓から見えたときは、
舌なめずりはしていなかった。ようだが、何しろ距離がある。その黒いネコかどうかもわか
らない。が、可能性は99%であって、それはこのネコしか、このいえの周りでは、最近
見たことがないから。
それで、他にすることなく、かなり離れたネコを双眼鏡で、観察する。すると、完全
な黒という色ではないようで、足は少しだけ明るい、そうゆう色。毛が真っ黒ではないよう
で、しかし、そのときはネコは雪の上に座って、舌なめずりではなく、他のところをなめ
ていて、すぐに少しだけ移動した。誰かに見られている、と感付いたのか。さすがに、この
寒さもなんとも感じないし、雪の上はジャンプしてゆくし、また雪の上でも座りながら、
毛づくろいをする。そうゆうネコは、黒くて、雪に目立つが、しかし雪国ネコで、豪雪でも
耐えられる、そうゆう風に特化されたネコのようだ。
しかしいつから来たか、というと、もう少し時間を遡って、恐らく12月の初めころ
だろう。それまではそうゆうネコは見かけず、他にいたが、またそれ以外に、たまに来る、
白と黒のネコに食べ物をあげていた、ということもあって、それは長くは続かなかった。
なんだか面白くはない、と私が思っているようで、その通りでもあるが、しかし強いネコと
いうのは、やはり強いので弱いネコはネコの社会の掟に従うのだろう。あるときから、もう
来ない。あるいは、他の方にいったのかも知れない。
ネコのテリトリというのがあるのだろう。その、黒と白のネコを初めて見たのは、去年
の5月か6月である。もう子供でもなかったようだ。もともと、そのネコも突然空気のように
現われて、しかし、よく見かけるようになったのは、秋も遅いときだ。最初は、何か食べ
物を捨てていたから、それを食べに来たのだろう。それから多少は、可愛げなしぐさも
あって、餌をあげていたがしかし、シャイというか、怖がりであって、用心深くノラのまま
で、で、結局、その黒いネコと衝突して負けた、というときがあったようだ。それはその
後の黒いネコの行動力というものを考えると、子どものままの、ノラのネコが勝てるわけ
がなかったようだ。
多少は思い込みもあって、このことを書きすぎた。黒いネコが、どうゆう風に雪の上
を歩きまわったか、それをすぐに調べたというか、辺りを見ると、ちゃんと雪の上を歩いて
いる、跡が結構見つかった。まったく、人も歩けないところをこのネコは歩くようだ。驚く
べき体力で、気力で、また判断力もあるのか、雪の中から食べ物を探したかの跡もあった。
そのネコは、朝は、しばらくして恐らく堂々と他のところへと出かけた。その尻尾が見えた。
まったく、あの黒いネコに勝てる、ネコはいないし、恐らく人もいないのではないか。
晴れたということもあるのだろう。シジュウカラも1羽やって来て、それは鳴き声で
すぐわかった。が、シジュウカラも食べ物がないとわかるとすぐに飛んでいった。窓を少し
開けただけで逃げたような感じもする。まったく敏感。
雪の上を歩くというか、走る雉も見かけたが、それはさすがに鳴かなかった。オナガも
来た。でもやはりすぐにいなくなった。
ヒヨドリは朝から木の下に隠れるように飛んできて、雪がざっとこぼれるのもわかる
のか、またすぐに木の下から、音もたてず飛んでゆく。でも、大体ヒヨドリはいる。この
鳥は昼もすぎて、かなり暖かくなってモチノキの実をつついていたようで、そのときその
姿を見つけた。そのときは逃げていったが、もう少し時間がたって、ちょっと距離は離れ
たが、そのヒヨドリは窓から見ようが、カメさんで撮ろうが、ずっと太陽の方向を向いて
暖まっていたようだ。
空気の中にいる、鳥はようやく太陽の光を浴びて、よみがえるようだが、その数も
これだけ雪が多いと、段々と減ってくるような気がする。ネコもいくらかの、顔を覚えて、
その行動範囲はかなり広いこともわかった。
黒いネコも他のかなり離れたところで見かけた。同じ時間ではないが、茶のトラも
同じところにいた。強いネコだけ、そうゆうことが可能なようだ。また、鳥もそうだが、
鳥に縄張り争いがあるのか、というと、そうゆうのはヒヨドリに関しては、ないのでは
ないか。
色のある、植物。他に、ツララなど。
雪があって、太陽も出ていて、何がどうなってという、サザンカの
状態。
梅である。どう考えても、まだ花は先。2月で暖冬だと咲き始めるかも。
また、鉢の小梅の花というのは、植物愛好家のご家庭で、花が咲いて
いるのは見かけた。
ツバキ。期待できない。
日の当たる庭は、それほど空中の雪はもうなく、枝葉が折れる心配も
ない。きれいなものである。
ツララ。少しだけ成長して、先に書くとこれらはすでに折れたか、落ちた。
その二。
その三。
その四。長さは30cmか40cmくらいで、ガラスを突き破るくらい成長せず、
日が出て暖かくなって、その途中でポキッと折れたようで、また全体の
雪が落ちたようだ。雪が落ちると、ガターン、という音がする。何度聞
いても嫌な音。
みといっていい、黒いネコがいた。完全に真っ黒かというのもわからない。わからないの
は非常に警戒心が強くすぐに逃げて、姿をくらます。そうゆう特技を持っているからである。で、
かつ体力というか、寒さにも強く、雪の上も平気で歩いて、あるいはジャンプしてゆく。そう
ゆうところ、を断片的に見ていて、それでしかしその姿をマジマジと見たことはない。出来ない
ので、ある。
これだけ雪が降って、それでも元気そうにしている。ちょうど窓から見えたときは、
舌なめずりはしていなかった。ようだが、何しろ距離がある。その黒いネコかどうかもわか
らない。が、可能性は99%であって、それはこのネコしか、このいえの周りでは、最近
見たことがないから。
それで、他にすることなく、かなり離れたネコを双眼鏡で、観察する。すると、完全
な黒という色ではないようで、足は少しだけ明るい、そうゆう色。毛が真っ黒ではないよう
で、しかし、そのときはネコは雪の上に座って、舌なめずりではなく、他のところをなめ
ていて、すぐに少しだけ移動した。誰かに見られている、と感付いたのか。さすがに、この
寒さもなんとも感じないし、雪の上はジャンプしてゆくし、また雪の上でも座りながら、
毛づくろいをする。そうゆうネコは、黒くて、雪に目立つが、しかし雪国ネコで、豪雪でも
耐えられる、そうゆう風に特化されたネコのようだ。
しかしいつから来たか、というと、もう少し時間を遡って、恐らく12月の初めころ
だろう。それまではそうゆうネコは見かけず、他にいたが、またそれ以外に、たまに来る、
白と黒のネコに食べ物をあげていた、ということもあって、それは長くは続かなかった。
なんだか面白くはない、と私が思っているようで、その通りでもあるが、しかし強いネコと
いうのは、やはり強いので弱いネコはネコの社会の掟に従うのだろう。あるときから、もう
来ない。あるいは、他の方にいったのかも知れない。
ネコのテリトリというのがあるのだろう。その、黒と白のネコを初めて見たのは、去年
の5月か6月である。もう子供でもなかったようだ。もともと、そのネコも突然空気のように
現われて、しかし、よく見かけるようになったのは、秋も遅いときだ。最初は、何か食べ
物を捨てていたから、それを食べに来たのだろう。それから多少は、可愛げなしぐさも
あって、餌をあげていたがしかし、シャイというか、怖がりであって、用心深くノラのまま
で、で、結局、その黒いネコと衝突して負けた、というときがあったようだ。それはその
後の黒いネコの行動力というものを考えると、子どものままの、ノラのネコが勝てるわけ
がなかったようだ。
多少は思い込みもあって、このことを書きすぎた。黒いネコが、どうゆう風に雪の上
を歩きまわったか、それをすぐに調べたというか、辺りを見ると、ちゃんと雪の上を歩いて
いる、跡が結構見つかった。まったく、人も歩けないところをこのネコは歩くようだ。驚く
べき体力で、気力で、また判断力もあるのか、雪の中から食べ物を探したかの跡もあった。
そのネコは、朝は、しばらくして恐らく堂々と他のところへと出かけた。その尻尾が見えた。
まったく、あの黒いネコに勝てる、ネコはいないし、恐らく人もいないのではないか。
晴れたということもあるのだろう。シジュウカラも1羽やって来て、それは鳴き声で
すぐわかった。が、シジュウカラも食べ物がないとわかるとすぐに飛んでいった。窓を少し
開けただけで逃げたような感じもする。まったく敏感。
雪の上を歩くというか、走る雉も見かけたが、それはさすがに鳴かなかった。オナガも
来た。でもやはりすぐにいなくなった。
ヒヨドリは朝から木の下に隠れるように飛んできて、雪がざっとこぼれるのもわかる
のか、またすぐに木の下から、音もたてず飛んでゆく。でも、大体ヒヨドリはいる。この
鳥は昼もすぎて、かなり暖かくなってモチノキの実をつついていたようで、そのときその
姿を見つけた。そのときは逃げていったが、もう少し時間がたって、ちょっと距離は離れ
たが、そのヒヨドリは窓から見ようが、カメさんで撮ろうが、ずっと太陽の方向を向いて
暖まっていたようだ。
空気の中にいる、鳥はようやく太陽の光を浴びて、よみがえるようだが、その数も
これだけ雪が多いと、段々と減ってくるような気がする。ネコもいくらかの、顔を覚えて、
その行動範囲はかなり広いこともわかった。
黒いネコも他のかなり離れたところで見かけた。同じ時間ではないが、茶のトラも
同じところにいた。強いネコだけ、そうゆうことが可能なようだ。また、鳥もそうだが、
鳥に縄張り争いがあるのか、というと、そうゆうのはヒヨドリに関しては、ないのでは
ないか。
色のある、植物。他に、ツララなど。
雪があって、太陽も出ていて、何がどうなってという、サザンカの
状態。
梅である。どう考えても、まだ花は先。2月で暖冬だと咲き始めるかも。
また、鉢の小梅の花というのは、植物愛好家のご家庭で、花が咲いて
いるのは見かけた。
ツバキ。期待できない。
日の当たる庭は、それほど空中の雪はもうなく、枝葉が折れる心配も
ない。きれいなものである。
ツララ。少しだけ成長して、先に書くとこれらはすでに折れたか、落ちた。
その二。
その三。
その四。長さは30cmか40cmくらいで、ガラスを突き破るくらい成長せず、
日が出て暖かくなって、その途中でポキッと折れたようで、また全体の
雪が落ちたようだ。雪が落ちると、ガターン、という音がする。何度聞
いても嫌な音。