光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

どうゆう雪だと、汗をかくか

2010-02-13 18:43:15 | 散策
  昔は寒かったらしい。昔は寒かったと断言できる。それは例えばここでの冬を越した、
というときがあって、なかなか立派な温度計があったようだが、その部屋の温度は0℃で
あった。これは寒いかも知れない。絶対温度、Kを使うと一遍に、273Kとかいう温度になって
しまって、これは現実感というか実感がない。やっぱりセ氏という温度の単位系は一番寒さ
を現わすにいいようで、華氏だと何しろセ氏で10℃でも50度くらいの値になってしまう。こうなる
と何のこととなる。セ氏がピッタシで、氷点というのもうまく0℃である。0℃というのは
特殊な温度のようであるようだ。誰がこれを見つけたか。

  そうゆう家屋で、ご先祖様は暮らしていたようで、私の知る限り、電気もあって、掘り
ごたつであった。これは足をうまく曲げられて、もっとも負担のないコタツだが、その足
下で燃えているというものもあるから、うまく酸素が供給されないといけない。一酸化炭素
中毒などいうが、こうゆうものはまったくの致命的で、でもなかなかそうゆうものはなか
ったようだ。今でも
  掘りごたつの理屈はよくはわからない。炭みたいのが入っていて、と思う。燃えている
のである。「やけど」とかの心配もあった。他に、灯油ストーブもすでにあって、それで、
程ほどに暖かく、しかし食事は板の間で、暖房などはなかったと思う。そこに囲炉裏
はあったが、赤々と燃えていたとか、いう記憶はない。何しろ昔の人はきつかったので、
寒いところ、固いところで食事もしていたようだ。それから、ご先祖様はもちろんある程度
高齢で、しかし、私などはまだ若かった。昔のことは大体いい加減で、忘れるもので、いい
加減さはしかし当時の方がはっきりと覚えていて、より今に近い方が正確さに欠けるかも、
と思う。さほどそうゆうものを厳格に記憶している、理由もなかった。

  電気毛布はなく、湯たんぽはあったと思う。その後しばらくして電気あんかというの
も使っていたのではないか、と思える。が、何しろ冬は0℃にもなるそうゆうところで、眠るの
は結構に緊張感を強いられて、しかし私の記憶によると、0℃でもそのまま布団に入ったよう
である。もう少し言うと、多少のことで、湯沸し器も使わなかった。水道水のままである。
コタツは使うが、しかし布団はそのままで、室内の気温まかせである。これが当たり前の
はずが、今は寝巻きではなくパジャマもコタツで温めて、寒いと思う。さらに布団は暖まっ
ているが、寒そうで、これがうまいこと暖まっていて、寒さを感じない状態にあると、まっ
たくの至福で、どうにもこうにも寒がりになってしまった。だから、体も重いし、雪の一つ
も持ち上がらないのであろう。

  寒いのは、もう当然と思う今で、きのうはまだ違ったかも知れない。きょうの覚悟もいずれ
偽者であったとかわかったりもする時間が来るかも知れない。それで、2℃とか3℃だという
ときも、歩けなくはないようだから、それでも運動ではあって、一枚脱いで風除けのコート、
というかパーカを羽織って外に出るが、この寒さはなかなかないものである。もう逃げて
帰りたいと思うが、如何せんもう平年も例年もなく、寒い冬と決まっていて、逃げられない
から、歩くのも多少は我慢が必要であろう。それでも、ついに耐え切れないとなると、方向
を変えて出来るだけ短い時間で、建物、うち、暖かいところに、戻る。そうゆうところが
あってよかったと思える瞬間である。

  なんか変だ。と思うのは、汗をかいているから。雪の移動で、予想するに大汗が出る
ときはある。でも、そのときは納得できるものがある。しかし、そうでもないような運動で、
しかも寒すぎる時間を歩いているだけで、汗が出るか。わからんなーとか思いながら、下着
を取り替える。体の水分が多すぎるということもないこともないが、この辺りはわからない
ままだ。この3、4日前から、あーもう暖冬はない。今年はというか、この冬は暖冬でなく、
普通かより寒い冬である。納得した時間と汗が出始めるときが一致した。
  今日も、重い体で、重い雪の中を少しだけ歩いたら、帰って来て大汗をかいたことに、
いえの中に入ってようやく気が付いた。これは冷や汗か。



  再び、雪のある風景は、そこに存在した。




  広い田んぼ。風があるかと思ったが、ほとんどなかった。




  空に青い領域も多い。でも、強い太陽の日差しはない。




  広いようで、小さな空間。日本列島が、15cmくらいの正方形におさ
  まってしまう。すると、この空間も点よりも小さくなるようだ。




  雪雲ではない、雲も出ていて、見ていて悪くはない。




  平原で、雪原で、人っ子一人いないような、感じがある。




  今日の朝の雪で、恐らく茶色い土の色も見えていた、そうゆう田んぼも
  真っ白。野菜が顔を出すから、そう深くはない。この野菜も雪をかぶっ
  てそれは溶けた。




  歩くと遠い、となり街。




  どこにも何もないようである。



重い雪道歩き始め。

2010-02-13 16:16:01 | 散策
  朝の7時過ぎから、少し雪が激しくなった。
  でも、もう雪はそうは積もらないだろう、と思う。
  それなりの理由もある。降っていないところもある、ということ。

  ところが、どうしたわけか、雪は降る。降り続ける。
  止みそうになく、また少し重い感じの雪は降り続けて
  ついに、瓦の黒い輝きも見えなくなって、屋根は白くなった。
  あー、もう雪かきはやらない、とか決めていたが、
  さてどうか。
 
  今日は母が出かける、という日でもある。
  外に出ると、結局水の多目の雪が、10cmくらいは
  積もっていて、仕方なしに雪をどけた。
  15分くらいやって、重い、水の多い雪は動かしやすかったが、
  一遍に、足は重くなり、腰は痛みだした。
  これもしょうがないか、という気分である。あイテテー。


  午後も始まったある時間、雪は小降りか、止んだ。
  雪が残る、道を歩く。重い水の多い雪は歩きにくい。
  同時に体も重かったのだが、ここは踏ん張った。
  重い雪がいけないのである。





  雪、石、緑。明るさがあって、緑色が出た。




  同じようなところ。




  10cmあった新雪も、5cmくらいに縮んだか。


 

  青空も出た。道の真ん中は雪は少なめ。木々から落ちたと思える
  雪もある、路肩の雪の量はまだ多い。




  サザンカも参っている。




  手前の雪の溶けたシャーベット状のプールは深そうである。




  田んぼのシャーベット。入らない方がいいだろう。




  麦畑もまた、重めの水の多い雪をかぶってしまった。


   

植木鉢の上にも、雪が降る

2010-02-13 06:39:23 | 散策


  信号が青だったからか、あっさりとセントラムは発進する。
  横断歩道の塗装がはげて少し残念。



  朝のお天気は、雨か曇りか、それとも、ミゾレが降っているのか、雪が少々舞っているのかも知れない。まだ暗く、蛍光灯で照らされた外を見ると新雪で、白さは一新した。まぶしい白さがあって、それでその横にある、植木鉢の上にも、ちょこんと雪が載っている。雪は降っている、しかし見た限り、少ない。寒い。風は少しあるかも知れない。

  アメダスの6時の気温、プラスで、0.6℃。気圧は1022.8hPa、湿度は97%。積雪深は、23cm。室温は、4.5℃。伏木の測候所の積雪の値は、やはり0cm。気温も1℃以上高い。

  レーダー・降水ナウキャストを見ていて、ほとんど雨雲とか雪雲がない。それでも、細かい雪が降っている、雨が降っている、という場合は多い。曇りだと思っていても、雨が降る。去年の秋頃によく体験した。ステルス雨か、勝手なことを思うが、弱い雨はレーダーにも引っかからない。
  きのうは、空を飛ぶ交通機関にかなり影響が出た。下で見ていると、天気は悪そうではないが、もっと悪いというときに大丈夫で、さほどでもないと思われる、そうゆうときに、飛行機は着陸出来ない。最後はパイロットの目と腕にかかっているから、これはしょうがないかも知れない。それだけ、実際の天候というのは、わからないということだろう。

  レーダーに引っかからない、そうゆう雪で、気象台のあるところ、それから街といっていい市内、あとは空港近くで雪は多かったようだ。山沿いはしょうがないか。これはTVで見れば一目瞭然である。あー、このお天気、結構やさしそうで、結構ねちっこく、人の手を煩わせる。

  新聞配達の人が歩いた、そうゆう足跡が見えて、そこは黒く、その周りは実に美しい、平面の薄いままの真っ白い雪がある。大して雪の量はない。それで、結構寒い思いをする。春は遠い。