光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

四日間のお正月の雪

2010-01-05 18:44:47 | 散策
  今年のお正月は、時計の針の進む速度が結構なものでもあって、退屈するときはなかっ
た。雪が降って、寒い思いをすると退屈しないということも教えてくれた、雪だが全国的にも
いいことはあまりなかったようで、この大雪ゆえの事故というのも山々で起こっているよう
で、なんだか胸が痛い。まったく山とも縁もないが、遠く晴れたときの山の風景はいいもので
もあって、そこに人がいるというのは想像だに出来ない。そうゆう厳しさのある雪山は、しかし
これからも登る人は多いのだろう。

  きのう、あまり歩かない、そうゆう方向へ少しだけ足を延ばした、というか短く歩いて
いたとき、そこにあるのは、雪で、それから用水の流れのようなもので、他にというのは
さすがにないもので、枯れ木の枝くらいだと思ったのは、当然だが、大体これだけ雪が降って
しまうと、白と黒の世界が大分をしめてしまう。で、
  ちょっと鳥のいる気配はあってそこからそっと飛び立ったのは、これまた白と黒の、
ハクショクセキレイのようでもあった。なかなか、断定は出来ないが、ハクショクセキレイは
この辺りには特に冬に多いのかも知れず、しかし通年いるという感じである。この鳥も寒す
ぎて、チョコチョコと歩く速度もなんだか遅いが、一番は餌がないこと。他の生き物でも
共通していて、辺りのあるかないかの、何かをつついている。ハクショクセキレイ以外に、
寒スズメもいて、特に珍しくもないと思うものだが、他にもう少し大型の鳥もいたかも知れず、
それはもしかしたら海鳥かもとも思う。田んぼで今頃見かける。普段はあまり、という鳥である。

  そこで、少し立ち止まっていると、まだお正月の気分があるのかわからないが、これは
珍しいかも知れない。後の、反対側のお宅から人が出てこられて、鳥がいるでしょう、珍しい
なかなか見ない鳥がいるでしょう、と言われる。その通りであって特に疑問もないが、その
方はさらに、糠を撒いたのですよとも言われた。
  うまくその再現が出来ないが、最初はもっと糠の大きな山があったが、いつの間にか、
あっという間にその糠がなくなったそうで、なにやら理由もあったらしいが、
  それは素晴らしいと内心思ったものの、突然のことで、そうですか、というのが精一杯。
で、もっときれいな鳥が来ましたとも言われる。その辺りで、少し冷静に戻って、そうですね、
この辺りは鳥は結構いますが、餌がないのが大変ですね、など言った。が、今ひとつその言葉が
ぼんやりとしていて、会話はおしまいになった。しかし、考えるに「糠を撒く」というのは結構
鳥のことをご存知の方だと今頃になって思う。

  糠は、多分米糠で、糠味噌漬けの糠であって、「糠」は糠床にも使えるし、その他
利用されることは多いようで、よくは実は知らないのである。糠漬けというのは私の母も
やっていたし、また祖母もこの糠漬けを自慢していた。糠は、大体栄養が一杯でもあって、
  お米が一つの種子であってそれにすべてのイネの生育に必要な、情報と栄養があると
すると、その大部分を捨て去ったというと語弊があるが、ほぼ澱粉だけにしたのが、白米で、
その前の段階で、イネが育つための栄養というのは、特にエネルギ関係を除いて、糠の方に
いってしまう。それゆえ、糠にビタミンだの無機質だの、脂質だの、タンパク質だのが多く
含まれて、これが肥料にもなり、鳥の餌になり、また漬物に必須のものとなって、これに
似ているものは
  大豆で言えばオカラであろう。

  もう少し昔だと、糠を袋に入れて、これで床を磨いたとかいう。もっともなことである
ようだ。で、今のお米を作っている方は、先ほど鳥に糠を与えたという方も恐らくそうなの
であろう、恐らく糠漬けとかに使うが、それ以上に糠が余ってしまって、さてどうすると
いう、そうゆう悩みもあったのだろう。今は糠では床は磨かないのかも知れない。肥料に
というのも何かやりにくいものがあるのだろうか。

  遠い昔の話しで、ここのご先祖様は竹で出来た鳥かごでメジロか、それに近い鳥を飼って
いて、その餌に糠が入っていたような記憶があるが、あまりに昔の話しで、はっきりしない。
しかし、今思うに糠が入っていたに違いないと思う。鳥かごの中の鳥はメジロ以外はなかった
と思う。それで、糠とも、糠の栄養とか、効能以外に、鳥でいうと、この辺りには、ウグイス
などもいた。ウグイスはなぜいるのか、それもよくはわからない。意外とどこにでもいる鳥で、
恐らくこのブログの書き始めのころに、ウグイスが鳴くということも書いた。松の木があって、
それから竹も少しあった。竹は今の方が多く、これに少し閉口している。しかし、そのウグイス
もなぜかこの2、3年まったくといっていいか現われない。木の数もずいぶんと減ったのだから
しょうがないか。
  鳥というと、また結構いると思う。やけにかわいい鳥も、小さいとかわいいと思うよう
だが、そうゆう鳥が餌を探して雪の多い今頃に見るというのもなんだか気の毒で、それも
しょうがないのかも知れない。


  訂正:文中の「ハクショクセキレイ」とあるのは、「ハクセキレイ」の誤りでした。
ハクセキレイに近い、鳥というのがいいようです。


  雪の四日間というのを現わせるか。




  元日。もううんざり、という感じ。




  あー、雪、多すぎる。




  しかし、二日の日には、外を歩いた。




  お寺の本堂への通用口は、木と同じで雪囲い。今年は雪多いというのが
  実感。




  三日の日。色のあるものは空間にある、家々に飾られている花。
  ハボタンは雪に強そうで、シクラメンは、気の毒か。



 
  生垣に、このくらいの雪が残る。




  きのうの四日。田んぼは雪のまま。




  雪の上の、何かの足跡。なんだろうか。

氷の花

2010-01-05 16:07:18 | 植物・花(冬)
  今日の、午前0時から午後3時までの最高気温は
  7.2℃とあり、あれれと思うが、午前1時で、6.2℃、
  2時で6.3℃とあるから、そうゆう時刻に出たのであろう。
  日中は、1℃から3℃くらいで、きのうが暖かかった
  というのもあるが、やたら寒く感じる。
  雨か雪かだが、雪の割合は少なく、雨が多い。
  冷たい雨が、雪より底冷えのする寒さを感じさせる。


  枯れ木に雪が積もって溶けて、それがまた凍って、
  最後はもう氷というものがくっ付いていたが、
  それも今はないようである。
  氷の花の様子。太陽が出たから、少しキラキラとしたとき。






  まだ雪といえるものも残っているようである。




  上の方のものはまだ雪。下の方で、ちょっと輝くのは氷のようだ。




  暗いところ。




  雪のようで、氷のようで。




  再び全体の様子。




  左側の明るめのところは氷が多め。右側は雪が多いか。
  しかし雪といっても、もう雪の結晶構造はないから、
  ミゾレか氷か、というのが正しいかも知れない。


冬の低気圧

2010-01-05 06:40:17 | 散策


  梅に雪。


  朝のお天気は、雨に風に、それから雷。雨がうるさく、窓をたたく。これは南風に乗っているからで、低気圧が日本海にあるということ。冬の低気圧。雷は、どうなっているのかわからないが、結構近いところである。雷雲も発達している。それならあっさりと、雪のほうがいいか。考えどころ。どっちもいやだ。
  アメダスの6時気温、3.2℃。この値は高い。気圧は1006.0hPa、湿度は90%。室温は、6.5℃。

  今頃の雪、残っている雪はもう氷になっているようで、こうなるとなかなか溶け切ることがない。雪の量も多かったが、溶ける量も多く、雪の減る速度は結構早いと思ったが、あちこち歩きまわっているが、田んぼやその他の平地というところに雪は残っている。この雨、この凍っている雪を溶かしてくれて、と思うが、今ざっと外を見るが、地面の黒さより、雪の白さがやはり目立つ。

  雨と南風で、きのうより朝も少し暖かいが、なんだが朝からガタガタ風の音、雨の音、雷の音で、目も覚めてしまう。で、室温は6℃もある。水蒸気の温室効果は、これまたすごい。ありがたや。雪は恨めしい。雨も、アラレも、恨めしい。また雷など「もっての外」だが、

  水道はやはりいる。暖かい水はこれまたありがたい。それから電気がないと、これは暮らしていけない。ありがたい形があって、そうでないものがある。ややこしい世の中のシステムがあるが、なんだかやっぱりガタガタして落ち着かない。もう止めておこう。