第四章 集結
1
「GG……元気ないよね」
「ミイマの元彼VS GG。
なにかぼくは男だからGのこころの動揺がわかるシ。
Gはミイマを愛しているからな。
50年も……ずっと一緒だった。
片時も離れたことがなかった。
それがここにきて、ふたりの間に、みぞが出来た。
どうなるのだろうな。
あの性格だから、娘さんや息子さんたちにはなにも知らせてないだろうな」
「わたしだってなにか胸がキュン。
どうなるの、あのふたり……」
「おれだったら、翔子の元彼があらわれても、翔子を離さない」
「わたしが幾つだと思っているの。花の高校二年生よ!!」
「ごめん、失言だった」
「初恋なんだからね。
そしてもうこれでオワリ。
ずっとミイマとGGのように一緒にいたいもの……」
「でも、信じられない。
千年も前の元彼なんで初めて聞いた。
吸血鬼というのは、ほんとに死なないんだ。
おれたちにない属性があり。
その属性の中には未知のものがたくさんあるようで怖いな」
「あのひとたち――吸血鬼が、もとは堕天使。
神の庭園の園丁だったというのは本当のことかも。
そして悪魔でもある。
ミイマのようにマインドバンパイアと、
血を啜る街の捕食系……の凶悪なバンパイア。
二系列にわけられるのよ」
「おれたちが関わってきた、
敵の正体がはっきりした。
かれらも日本古来の鬼。捕食系のバンパイア。人狼と集結してきている」
「いよいよ聖戦ね」
プチしていただければ作者の励みになります。
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「GG……元気ないよね」
「ミイマの元彼VS GG。
なにかぼくは男だからGのこころの動揺がわかるシ。
Gはミイマを愛しているからな。
50年も……ずっと一緒だった。
片時も離れたことがなかった。
それがここにきて、ふたりの間に、みぞが出来た。
どうなるのだろうな。
あの性格だから、娘さんや息子さんたちにはなにも知らせてないだろうな」
「わたしだってなにか胸がキュン。
どうなるの、あのふたり……」
「おれだったら、翔子の元彼があらわれても、翔子を離さない」
「わたしが幾つだと思っているの。花の高校二年生よ!!」
「ごめん、失言だった」
「初恋なんだからね。
そしてもうこれでオワリ。
ずっとミイマとGGのように一緒にいたいもの……」
「でも、信じられない。
千年も前の元彼なんで初めて聞いた。
吸血鬼というのは、ほんとに死なないんだ。
おれたちにない属性があり。
その属性の中には未知のものがたくさんあるようで怖いな」
「あのひとたち――吸血鬼が、もとは堕天使。
神の庭園の園丁だったというのは本当のことかも。
そして悪魔でもある。
ミイマのようにマインドバンパイアと、
血を啜る街の捕食系……の凶悪なバンパイア。
二系列にわけられるのよ」
「おれたちが関わってきた、
敵の正体がはっきりした。
かれらも日本古来の鬼。捕食系のバンパイア。人狼と集結してきている」
「いよいよ聖戦ね」
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