田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

わめく女。作家って因果な商売だな。 麻屋与志夫

2015-04-07 03:51:24 | ブログ
4月7日 火曜日

●昨日はひさしぶりで宇都宮の「桔梗」で昼食。
昼時なのでかなり混んでいた。
和食の店で、おいしくたべられる。
わたしたちの隣には、東京から来たらしいサラリーマンが5人。
職場の話しをしながら食事をたのしんでいた。

●「だめ。こうするんだよ」店の奥のほうで大声。
店のオネエさんかな。
あんな大声でバイトの娘をおこっているのか。

●「だめだってば。わかんないの。こうするだべよ」
かなりひどい田舎言葉だ。
離れ過ぎているので誰がわめいているのか。
わからない。
お客らしい。
サラリーマンの席で――。
「ひどいな。かわいそうに」
という、控えめな声がした。
かれらからはノイズの現場が見えているのだ。
わめき声はやまない。
叱咤の声は荒々しくなるばかりだ。
まだつづいている。
公の場だ。
その場の空気読めない。
KY、などという表現がいちじはやったことがあった。

●やがて――。
通路を老婆がよたよたと歩いていく。
そのあとからでっぷりと太った中年の女。
老婆の息子の嫁といった印象。
高級ブランドのバックから財布をとりだしてレジにむかう。

●そこでわたしは考えた。
好意的にみれば、感心な嫁。
ひさしぶりで義母を外食にさそった。
口うるさいが心はやさしい嫁。
でなかったら、娘かもしれない。
娘だからあんなに大声で注意ができたのだ。

●夫婦仲が悪い。
ひさしぶりで義母と会食をして――。
夫に対するうっぷんをその母に叩きつけていた。
そのた諸々のことをイメージする。
おかげで、ショート、ショートが何編か頭の中で書けてしまった。
作家はなんでも創作の種にしてしまう。
因果な仕事だ。なんでも、ネタにしてしまう。




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