田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

夢占い39。  悪夢をみた。 麻屋与志夫

2024-05-22 06:19:28 | 夢見るGGの夢占い
5月22日
不吉な夢をみた。
どこが不吉なのかわからない。
だが、夢から覚めて、妻に起こされたのだから、うなされていたのだろう。
部屋の隅の明り取りの『天窓』から男がこちらをうかがっていた。
わたしはベットに横になっている。
男の目をみた。皮肉な視線を感じた。
おまえにはこれから起きることがわからないだろう。
口元には残酷な表情が刻まれている。
その残忍な口元から牙でも生えてきて妻に襲いかかるのではないか。
その予感にわたしはおののいたのだ。
妻はこのところ足がむくみ、からだがだるいと嘆いている。
またなにかの前兆のような夢をみた。
雄のライオンがゆこたわっている。
三越のライオンとまったく同じ姿勢で、ただし、こちらに尻を向けて座っている。
ところが表情は正面からみえる。
こちらに尻をむけているのだから、正面の顔が見えるわけはないのだが。
なんとも奇妙だ。
これからの動きを予知できないような静謐な座像だ。
これではまったく銅像のようではないか。
そのこれからどんな動きを、このライオンはするのだろうか、ということがすごく不安だった。
今回の夢、二度目にみた夢ではうなされなかったが、体が恐怖の旋律でふるえるよりも、この不安感のほうがマックス怖かった。
家族に、娘や息子、そのつれあいと六人の孫たちになにもおきませんように。
めざめてみると妻はここちよさそうな寝息を立てていた。
ルナもその寝息にシンクロしていた。









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