田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

ブラッキーにリリが憑依した!!  麻屋与志夫

2016-05-13 04:51:25 | ブログ
5月12日 Thu.

●ブラッキ―にリリが憑依した。
パソコンとニラメッコをしていたので目が疲れた。これ以上考えてもいま書いている作品の筋の展開は望めそうもない。小説をかくのは一休みと、キッチンに降りた。

●ところが、おどろいたことに、ブラッキ―がテーブルにのっていた。ブラッキ―は厳しく躾けたので、テーブルにのったことはない。ところが、リリのようにテーブルのうえに平然と座っている。

●「美智子。リリがもどってきた。テーブルにいつもの花瓶に水を入れてやろう」
カミサンは動じない。数学の先生で理系女。小説家の妄想には、つきあってくれない。

●しかたなく、じぶんで、リリの祭壇の花瓶をキッチンに持ってきた。花は抜き、お盆のうえにおいた。花瓶に水をたしてブラッキーの前においた。おいしそうに舌をなんども水にひたし、ぺろぺろと飲みだしたではないか。

●わたしは感動した。コウフンした。

●「そのうち、リリが好きだった美智子の後ろの棚にのぼる。二階の教室の本棚の上にものぼるぞ」
わたしは花瓶から水をのむブラッキ―にリリの姿を重ねている。
すっかりこれをリリの憑依と思っている。

●柴田よしき、キングの作品にもある。死者をあまり懐かしがって、その復活を望んではいけない。わかっているが――。



●麻屋与志夫は下記の通り作品を発表しています。ぜひ読んでみてください。そして、コメントください。お願いします。

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●怪談書きませんか/栃木芙蓉高校文芸部
●夏の日の水神の森
●妻の故郷
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●ムンク「浜辺の少女」は吸血鬼だよ
●吸血鬼処刑人







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