田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

アンモナイトの形でブラッキーがねています。 麻屋与志夫

2017-06-09 05:55:35 | ブログ
6月9日 Fri.
アンモナイトの形でブラッキーがねています。

●ブラッキ-がカリモクのソファにアンモナイトのような形で眠っている。このところ、加齢のためかブラッキ-はよく眠る。眠っていてもうなされる。猫も夢をみるのだろう。どんな夢をみるのだろうか。たのしい夢でないとかわいそうだ。

●「ブラッキ―の赤ちゃん、よそにやらなければよかった」
 過去のことをむしかえして反省する癖のあるカミサンがよく愚痴る。
「あのころは、猫がこんなにかわいいとはおもわなかったわ」
 すっかり猫愛に目覚めたカミサンがブラッキ―を膝のうえにのせて愛撫しながらつぶやいている。「ブラッキ―。かわいい。このもくもくの手触りがいいのよね」

●梅雨入り。雨音もしないで、雨が降っていることがある。雨の気配がないので、小説の筋をかんがえていると、ねだられるままに、引き戸を開けてしまう。ブラッキ―が外にとびだしていく。

●庭をみればアジサイがしっとりと雨にぬれている。「しまった」と気づいても、もう遅い。ブラッキ―はシトシト降りのなかをノソノソと散歩している。

●ブラッキ―。ブラッキ―! と呼びもどそうと声をかけても平然と門の引き戸は自力であけてでていった。猫も年をとると軽い引き戸は開けてしまう。ドァを開けることもある。これで引き戸を閉めるようなことをしたら、バケ猫なのだろうが――さすがにそれはしない。

●ブラッキ―が不在。手もちぶさた。カミサンはテレビのスイッチをいれた。雨の朝。きょうはお洗濯はお休みです。

●梅雨時の、ある朝のことでした。




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