『昭和天皇 拝謁記』を、全国放送したNHKについて、息子と孫たちのため、「令和の恥ずべき犯罪番組」として、記録に残すと決めました。
いつか「ねこ庭」を読み、息子や孫たちが、私の気持ちを分かってくれるだろうと信じます。
データはすべて、「 NHK NEWS WEB 」から引用しました。NHKは歴史的特ダネ報道をしていると得意になり、すべてを公開しています。今なら誰でもネットで読めますが、何年か経てば消去され、簡単に探せなくなるのではないでしょうか。
NHKの今回の報道は、必ず犯罪行為として国民に批判される日が来ると思えてなりせん。その時NHKは、軽率に全国・全世界へ発信したことを、後悔すると思います。
その前に「ねこ庭」では、このようなNHKを放任している私たち国民と、政府自民党に対する怒りと悲しみがあります。
番組の紹介を進めるにあたり、まず「NHKの説明文」を紹介します。
【 9か月をかけた、10人超える専門家と分析 】( NHKの説明文 )
「NHKは、日本近現代史が専門の第一線の研究者に協力を求め、およそ9か月かけて、遺族から提供を受けた『拝謁記』などの資料の解読と分析を進めてきました。」
「分析を主に担当したのは、『 昭和天皇「理性の君主」の孤独 』などの著書がある、日本大学の古川隆久教授をはじめ、志學館大学の茶谷誠一准教授、成城大学の瀬畑源非常勤講師、京都大学大学文書館の冨永望特定助教の4人のチームです。」
「それ以外に4人の若手研究者が、膨大な記述の解読作業をサポートしたほか『昭和天皇実録』の編さんに関わった元宮内庁職員や、政治史や、軍事史などが専門の複数の研究者、海外の識者にも、『拝謁記』や関連資料の評価などについて、意見を求めました。」
「『拝謁記』の分析には、合わせて10人を超える専門家が関わっています。」
番組作成の日程を、8月15日の戦没者追悼式での、陛下の「お言葉」に焦点を合わせていたと言うのですから、NHKの意図が明らかになります。9ヶ月前からの準備なら、去年の11月以降の番組作りです。
去年の11月から、海外の識者を加え10人を超える専門家が加わっていた作業です。10人の専門家を、9ヶ月間拘束する費用はNHKの負担です。出来上がったフィルムは、テレビ用、ネット配信用に編集され、昭和天皇に関する、過去の貴重な写真も沢山使用されていますから、これに携わったNHKの職員はまだ増えるでしょう。
数字に明るい人間なら、これだけの人数を拘束した、9ヶ月間の費用が計算できると思います。「ねこ庭」がここで言いたいのは、費用が全て、国民の支払う受信料だということです。
国会での承認前に自由民主党の総務委員会で、NHKの「年度計画」をメンバーの議員が承認しています。国民の負託を受けている議員諸氏には、NHKの年度計画案を今後はもっと踏み込んで検討するようにと、要望しなくてなりません。
【 保管されていた、「拝謁記」 】( NHKの説明文 )
「宮内庁は昭和天皇の活動を後世に伝えるため、公文書をはじめ、未公開の日誌や側近の日記、それに外交や防衛関連の文書など、およそ3000件にのぼる資料をもとに、24年5か月をかけて61巻、1万2000ページ余りにおよぶ、公式記録集 『 昭和天皇実録 』を編纂し、5年前に公開しました。」
「今回見つかった 『拝謁記 』 は、初代宮内庁長官の田島道治が、日記とはに、昭和天皇などと面会した際のやり取りなどを記録していたもので、長年遺族の元で、極秘に保管されていました。」
すると遺族は、公務員の守秘義務に該当する書類と知り、極秘保管していたということになります。
NHKの説明では、長官に就任した半年後の昭和24年2月から、長官を退いた昭和28年12月まで、4年10か月余りの拝謁記録が、18冊の手帳とノートに記録されているとなっています。拝謁の回数は600回で、時間にすると300時間を超えると言います。
【 田島氏とその遺族 】( NHKの説明文 )
「記録は手帳とノート合わせて18冊ですが、このうち6冊は、小型の手帳や日記帳で、欄外や余白部分にまで、細かい文字がびっしりと書き込まれていて、12冊は、より大きなA5やB5サイズのノートです。」
「手帳や日記帳の形をしているものは、いずれも冒頭部分に 『拝謁記 』というタイトルと、記録の期間が書かれています。」
「また、ノートの一部には、表紙に赤鉛筆でマル秘と書かれています。」
「一部、原本が残っていない時期がありますが、遺族が 『拝謁記』の内容を、24冊のノートに書き写して保存していたため、こうした時期のやり取りもうかがうことができます。」
昭和天皇は、田島長官を信頼し、お気持ちを語られたわけですが、氏は陛下に知られぬよう、お言葉をメモとして詳細に残しました。NHKがここまで説明してくれましたので、氏だけでなく、遺族も違法番組に協力していたことが分かりました。
現在の日本は、反日・左翼の学者に世論を支配されていますから、「ねこ庭」のブログはおそらく無視されます。しかし何時か日本が「戦後レジーム」を脱却し、「日本」を取り戻した時、読まれるのではないかと思います。
今夜はここで一区切りとし、明日も続きを紹介します。