ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

驕るNHK - 2 ( 恥ずべき、令和の違法番組 )

2019-08-21 22:05:26 | 徒然の記
 『昭和天皇  拝謁記』を、全国放送したNHKについて、息子と孫たちのため、「令和の恥ずべき犯罪番組」として、記録に残すと決めました。
 
 いつか「ねこ庭」を読み、息子や孫たちが、私の気持ちを分かってくれるだろうと信じます。
 
 データはすべて、「 NHK  NEWS  WEB 」から引用しました。NHKは歴史的特ダネ報道をしていると得意になり、すべてを公開しています。今なら誰でもネットで読めますが、何年か経てば消去され、簡単に探せなくなるのではないでしょうか。
 
 NHKの今回の報道は、必ず犯罪行為として国民に批判される日が来ると思えてなりせん。その時NHKは、軽率に全国・全世界へ発信したことを、後悔すると思います。
 
 その前に「ねこ庭」では、このようなNHKを放任している私たち国民と、政府自民党に対する怒りと悲しみがあります。
 
 番組の紹介を進めるにあたり、まず「NHKの説明文」を紹介します。
 
   【  9か月をかけた、10人超える専門家と分析  】( NHKの説明文 )
 
  「NHKは、日本近現代史が専門の第一線の研究者に協力を求め、およそ9か月かけて、遺族から提供を受けた『拝謁記』などの資料の解読と分析を進めてきました。」
 
 「分析を主に担当したのは、『 昭和天皇「理性の君主」の孤独 』などの著書がある、日本大学の古川隆久教授をはじめ、志學館大学の茶谷誠一准教授、成城大学の瀬畑源非常勤講師、京都大学大学文書館の冨永望特定助教の4人のチームです。」
 
 「それ以外に4人の若手研究者が、膨大な記述の解読作業をサポートしたほか『昭和天皇実録』の編さんに関わった元宮内庁職員や、政治史や、軍事史などが専門の複数の研究者、海外の識者にも、『拝謁記』や関連資料の評価などについて、意見を求めました。」
 
 「『拝謁記』の分析には、合わせて10人を超える専門家が関わっています。」
 
 番組作成の日程を、8月15日の戦没者追悼式での、陛下の「お言葉」に焦点を合わせていたと言うのですから、NHKの意図が明らかになります。9ヶ月前からの準備なら、去年の11月以降の番組作りです。
 
 去年の11月から、海外の識者を加え10人を超える専門家が加わっていた作業です。10人の専門家を、9ヶ月間拘束する費用はNHKの負担です。出来上がったフィルムは、テレビ用、ネット配信用に編集され、昭和天皇に関する、過去の貴重な写真も沢山使用されていますから、これに携わったNHKの職員はまだ増えるでしょう。
 
 数字に明るい人間なら、これだけの人数を拘束した、9ヶ月間の費用が計算できると思います。「ねこ庭」がここで言いたいのは、費用が全て、国民の支払う受信料だということです。
 
 国会での承認前に自由民主党の総務委員会で、NHKの「年度計画」をメンバーの議員が承認しています。国民の負託を受けている議員諸氏には、NHKの年度計画案を今後はもっと踏み込んで検討するようにと、要望しなくてなりません。
 
  【  保管されていた、「拝謁記」  】( NHKの説明文 )
 
 「宮内庁は昭和天皇の活動を後世に伝えるため、公文書をはじめ、未公開の日誌や側近の日記、それに外交や防衛関連の文書など、およそ3000件にのぼる資料をもとに、24年5か月をかけて61巻、1万2000ページ余りにおよぶ、公式記録集 『 昭和天皇実録 』を編纂し、5年前に公開しました。」
 
 「今回見つかった 『拝謁記 』 は、初代宮内庁長官の田島道治が、日記とはに、昭和天皇などと面会した際のやり取りなどを記録していたもので、長年遺族の元で、極秘に保管されていました。」
 
 すると遺族は、公務員の守秘義務に該当する書類と知り、極秘保管していたということになります。
 
 NHKの説明では、長官に就任した半年後の昭和24年2月から、長官を退いた昭和28年12月まで、4年10か月余りの拝謁記録が、18冊の手帳とノートに記録されているとなっています。拝謁の回数は600回で、時間にすると300時間を超えると言います。
 
  【  田島氏とその遺族  】( NHKの説明文 )
 
 「記録は手帳とノート合わせて18冊ですが、このうち6冊は、小型の手帳や日記帳で、欄外や余白部分にまで、細かい文字がびっしりと書き込まれていて、12冊は、より大きなA5やB5サイズのノートです。」
 
 「手帳や日記帳の形をしているものは、いずれも冒頭部分に 『拝謁記 』というタイトルと、記録の期間が書かれています。」
 
 「また、ノートの一部には、表紙に赤鉛筆でマル秘と書かれています。」
 
 「一部、原本が残っていない時期がありますが、遺族が 『拝謁記』の内容を、24冊のノートに書き写して保存していたため、こうした時期のやり取りもうかがうことができます。」
 
 昭和天皇は、田島長官を信頼し、お気持ちを語られたわけですが、氏は陛下に知られぬよう、お言葉をメモとして詳細に残しました。NHKがここまで説明してくれましたので、氏だけでなく、遺族も違法番組に協力していたことが分かりました。
 
 現在の日本は、反日・左翼の学者に世論を支配されていますから、「ねこ庭」のブログはおそらく無視されます。しかし何時か日本が「戦後レジーム」を脱却し、「日本」を取り戻した時、読まれるのではないかと思います。
 
 今夜はここで一区切りとし、明日も続きを紹介します。
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驕るNHK ( NHKの、昭和天皇 『拝謁記』 )

2019-08-21 01:50:29 | 徒然の記
 NHKが、昭和天皇『拝謁記』を入手したというニュースを流しました。内容を確認するためNHKのニュースサイトを検索し、の記事を見つけました。
 
 「NHKによる説明文」を、紹介します。
 
 「NHKは、田島初代宮内庁長官が、5年近くにわたる昭和天皇との対話を、詳細に書き残した『拝謁記』を入手しました。」
 
 「その記述から、昭和天皇が戦争への後悔を繰り返し語り、終戦から7年後の日本の独立回復を祝う式典で、国民に深い悔恨と、反省の気持ちを表明したいと強く希望したものの、当時の吉田茂総理大臣の反対で、その一節が削られていたことが分かりました。」
 
 「分析にあたった専門家は、 昭和天皇は生涯公の場で、戦争の悔恨や反省を明確に語ったことはなく、これほど深い後悔の思いを語ろうとしていたのは驚きだ 、と話しています。」
 
 記事には、NHKが次のような注釈をつけています。
 
     「 昭和天皇『拝謁記』入手  語れなかった戦争への悔恨   8月16日 19時00分」
 
 折しも戦没者追悼式で、今上陛下がお言葉を述べられていた、翌日の報道でした。
私のように、陛下のお言葉の中に「深い反省」という文言を不要と思う人間に対し、昭和天皇もそれを希望されていたと、教えるための番組なのでしょうか。
 
 次のような、補足説明もありました。
 
 「田島氏は1948 ( 昭和23 ) 年、宮内庁の前身である宮内府長官に就任し、49年から53年まで宮内庁長官を務めた。」
 
 「在任中、昭和天皇との会話の内容や様子を、手帳やノート計18冊に書き留めていた。」
 
 「遺族から資料提供を受けたNHKが、公表した。」
 
 平成2年の12月にも、同様のスクープを文芸春秋社が出版しました。外務省の故寺崎英成氏の残したメモを、遺族が提供したためです。
 
 手元に、当時の『文芸春秋』がありますが、54ページに及ぶ大スクープです。見出しの大きさだけ見ても、報道の重大さが伝わってきます。
 
 「衝撃の未公開記録 完全独占掲載」「昭和天皇の独白八時間」
 
「太平洋戦争の全貌を語る」「戦後最大級の資料 昭和天皇独白録が発見された」
 
「天皇自らが語った驚くべき重大証言」「昭和史はこれによって塗り替えられる」
 
 寺崎氏のメモは、昭和21年の3月18日(月)、3月20日(水)、3月22日(金)、4月8日(月)の4日間にわたり、陛下のご記憶をお聞きし、まとめたものでした。
 
 聴き取り者は、松平慶民宮内大臣、木下道夫侍従次長、松平康昌宗秩寮総裁、稲田周一内記部長、寺崎英成御用掛の5名です。
 
 文書を捏造とは考えていませんが、解説者が半藤一利氏という左系の人物であるところから、「ねこ庭」は同社の記事自体に不信感を持っていました。
 
 このスクープが果たした役割は、当時一番の課題であった「靖国神社参拝」に関し、昭和天皇のお気持ちが明らかにされ、参拝反対の意見が世間を席捲したところにありました。
 
 今回のNHKの報道が、天皇陛下の戦没者追悼式の「お言葉」の中にある、「深い反省」という文言の是非が問われている微妙な時期にされている所に、奇妙な符合があります。
 
 報道の自由は大切で、国民が多くの事実を知ることは重要ですが、皇室報道が自由奔放で良いとは一概に言えません。
 
 国家公務員には、国家公務員法100条で「守秘義務」が定められています。法律制定の目的が、次のように解説されています。
 
 「行政は国民に対して、公開で行われることが原則ですが、その目的を達成するた めには、一定の秘密を厳正に守らなければならない場合があります。」
 
 「そこで国は、職員 に対し、服務義務の一つとして、守秘義務を課しています。」
 
 「外交交渉、入札情報、個人情報など、外部に漏れると、国や個人の利益を著しく侵 害する事項や、事前に内容を漏らすことが行政の遂行を阻害する事項等は、秘密 にしなければなりません。」
 
 「職務上知ることのできた秘密とは、職員が職務に関連して知り得た、すべての 秘密をいいます。」
 
 「守秘義務については、その性質上退職後も課せられ、秘密を漏洩した場合は 刑事罰 ( 1年以下の懲役又は50万円以下の罰金 ) の、対象になります。」
 
 先の寺崎氏のメモも、今回の田島氏のメモも、「守秘義務」に該当する情報です。陛下のお言葉の記録ということになれば、機密情報になります。遺族の方に、そうした知識や意識のないことに疑問を抱きますが、文芸春秋社とNHKにも、その知識がなかったのでしょうか。
 
 今はいろいろな資料が出てきて、戦争責任が日本だけにがあったのでないと、知ることもできるようになりました。しかし情報のない当時ですから、昭和天皇がご自身を責められていたとしても不思議はありません。
 
 多くの情報が世に出ましたので、晩年の陛下は違ったお気持ちであったのかもしれません。そういうことを一切考慮せず、勝手に陛下のお言葉をメモにし、国家公務員の「守秘義務」を逸脱した遺族の方と、これを無視したNHKの驕りを、「ねこ庭」では黙認して良いとは考えられません。
 
 マスコミは「皇室の政治利用」を厳しく糾弾し、政府や政治家を責めますが、自分たちがする時は、「報道の自由」と居直ります。公共放送であるNHKには、良識のある報道機関として、多くの国民が信頼を寄せています。
 
 NHKが、これが陛下のご意思であると報道すると、国民は疑わずに受け取ります。
 
 番組を見終わった今、今後NHKには政治家だけでなく、国民の監視の目が必要でないのかと思いました。安倍総理と自民党の議員諸氏にも、苦言を呈したくなります。
 
  「議員諸氏の怠慢が、NHK内の反日勢力の存在を大きくしています。」
 
  「『天皇拝謁記』報道が、国の崩壊につながる危険性を自覚していただきたい。」
 
  「NHKの潤沢な資金に、懐柔されてはいけません。」
 
  「保守自民党の政治家として、矜持を取り戻していただきたい。」
コメント (13)
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