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ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

N国党代表の立花氏 - 3

2019-08-05 21:58:36 | 徒然の記
   立花氏の意見を紹介します。
 
  ・みなさんの会社を、考えてみてください。会社の中に外国人がある程度いるからといって、会社が、外国人の言いなりになりますか。
 
  ・電通も、NHKも、日本の会社ですよ。日本の会社で、会社の方針を決めるのは誰ですか。トップですよ。トップが決めたことに、皆が従うんです。
 
 三宅氏が国会で、NHKの中にいる外国籍社員の数を質問したことに対し、立花氏はこのように言って否定しました。
 
 しかしマスコミ、特にテレビ業界の組織は、一般の会社と違ったルールで動いています。ドキュメントでも、バラエティーでも、テレビ局で様々な番組を作っているのは、「プロデューサー」や「ディレクター」と呼ばれる幹部社員です。
 
 「プロデューサー」は全体の方向性を示し、番組内容や予算の管理、関係部署との折衝や、PR業務などを行うのが仕事です。具体的な取材や、膨大な撮影フィルムの編集を担うのは、「ディレクター」です。毎週放送されるレギュラー番組でも、その出来は、「ディレクター」の力量に左右されると、言われています。
 
 要するにテレビ業界では、実際に番組を企画立案し、制作しているのは、幹部職員である「プロデューサー」や、「デイレクター」です。私が言いたいのは、反日番組を作っているのも、彼らだということです。
 
 彼らが製作した番組は、憲法で保障された、「報道の自由」という言葉に守られ、経営トップでも干渉できません。ここが日本の一般企業と違うところです。強い反日思想を持つ、「プロデューサー」や「ディレクター」の数だけ、反日の番組が作られるという仕組みですから、三宅氏がNHKに対し、外国人社員の人数を聞いたのは、的を得た質問でした。
 
 NHKの答弁は、プライバシーの問題があり答えられないという、おかしな内容でした。
 
 三宅氏は、個人名や、役職別の構成比を聞いたのではありません。職員全体の中に、何人の外国人がいるのかという質問です。NHKが公共放送で、国民の受信料によって運営されている会社だとすれば、職員の中に何人の外国人社員がいるのかと、国会議員に質問されなぜ答えられないのでしょう。
 
 テレビ業界のこうした内情を知りながら、立花氏が、一般の会社を引き合いにして説明するところに、私は違和感を覚えます。
 
 平成13年1月に、NHKが「女性国際戦犯法廷」という番組を放映しました。
 
 慰安婦問題を扱う模擬法廷で、日本軍の性奴隷制を糾弾し、昭和天皇を戦犯として裁くという聞くだけで常識を疑いたくなる番組です。朝日新聞の「慰安婦報道」の嘘が、明るみに出る13年前のことでした。
 
 詳しく述べると煩雑になるので、簡単に言いますと、この番組を放映するにあたり、NHKの上層部が政治家の圧力に屈し、番組の内容を修正したという訴えがありました。経済産業相の中川昭一氏と、内閣官房副長官の安倍晋三氏が、番組に政治介入したと、朝日が中心となり大騒ぎした事件です。
 
 詳しいことは覚えていませんが、原告の反日・左翼団体が、最高裁まで行って争い、彼らが敗訴するまで、4年近くかかったという記憶があります。NHKのトップは、政治家からの圧力はなかったと言っているのに、番組を作成した「チーフ・プロデューサ」の長井暁氏と、「プロデューサー」の永田浩三氏らが、圧力があったと証言しました。
 
 彼らは自分の会社のトップに逆らうだけでなく、政府の経済産業大臣や官房副長官とも争いました。一般の会社では、考えられないことです。
 
  ・電通も、NHKも、日本の会社ですよ。日本の会社で、会社の方針を決めるのは誰ですか。トップですよ。トップが決めたことに、皆が従うんです。
 
 立花氏の説明が的を外れていると、私はこの事実を指摘しています。
 
 裁判が結審した頃のNHKの会長は、海老沢氏です。立花氏の説明が正しいとすれば、海老沢氏は反日の電通に対抗し日本を守るNHKの会長です。氏はトップの権限を行使し、反日番組を作った部下に、なぜ自分の意思を示さなかったのでしょう。
 
  ・こんな恥知らずな番組は、NHKにふさわしくない。反日団体と一緒になり、裁判に協力するなど、言語道断だ。
 
 立花氏の説明が正しいのなら、最高裁に行く前に、愛国者の海老沢氏がこのように言えば、部下は従ったはずです。
 
 息子たちに言います。
 
 トップの会長が決断しなかったのか、トップに言われても、部下が言うことを聞かなかったのか。私は詳しい事情を知りません。分かるのは、立花氏の話の辻褄が合わいと言うことです。
 
 一方では、氏の動画を見て共鳴している人々がいます。こう言う人間がいて、立花氏のような人物がいて、これが現在の日本です。私は、しばらく静観するしかありませんので、彼を評価する人々のコメントを紹介し、一連のブログを、今回で終わりといたします。
 
   ・ 命がけでNHKの不正を暴く、You Tuberの鏡だ
 
   ・ 間接的にこの人は、電通と戦っているわけか
 
   ・ 韓国にはまっている若者たちが、これを見るべきだ
 
   ・ 立花さんは、日本に必要な人物や
 
   ・ すごい、この動画を日本人全員が見るべきだ !
 
   ・ 立花さんは本当に勇気があり、一般の日本人のためになる配信をしてくれている
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N国党代表の立花氏 - 2 ( 時として保守、時として反日・左翼 )

2019-08-05 11:45:05 | 徒然の記
   「驕る平家は久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」・・日本だけの話でなく、世界にも通用する「無常観」だと、私は思っています。
 
 立花氏は、山本太郎氏と同様、マスコミが取り上げる時の人です。今は彼が何を喋っても、テレビと新聞が取り上げ、全国に発信します。反日野党の不甲斐なさに、国民が愛想をつかしたため、立憲民主党や共産党、まして国民民主党では、話題になりません。
 
 立花氏の言葉通り、利益至上主義となった電通とNHKは、国民が注目するものなら何にでも飛びつきます。そのかわり国民が無関心になった時は、即座に捨てられる道具でしかないと、果たして立花氏は自覚しているのか、いないのか。
 
 動画で、氏が語ります。元NHKの職員らしい、テレビ人間の意見です。
 
  ・皆さんは、日本を動かしているのは、誰だと思っているのでしょう。政治家か、官僚か、裁判官かと、そう思っている人がほとんどでしょう。しかし、日本を動かしているのは、マスコミなのです。
 
  ・マスコミの中でも、ダントツに力を持っているのがテレビです。国民の多くは、テレビを信じ、テレビの報道で判断しています。
 
  ・だから、今の日本では、1にテレビ、2にテレビ、3にテレビで、やっと4番目に政治家がきて、官僚が来るのです。昔、民主党政権を作ったのは、自分たちだという、椿発言がありました。
 
  ・都知事選を、思い出してください。テレビが小池氏を報道したら、支持率がパッと上がって当選したじゃありませんか。「希望の党」はダメだとテレビが報道したら、すぐにあの党は無くなりました。
 
  ・日本を作っているのは、テレビなのです。政治家も官僚も、テレビの力にはかないません。
 
 氏が主張しますが、私は反対いたしません。現在の日本、というより、世界の現状の一面をつくを突く意見です。動画に寄せられるコメントを見ますと、氏への賞賛が並びます。
 
  「勇気ある意見に、大賛成。」
 
  「彼こそは、本当の政治家だ。」
 
  「頑張ってください。」
 
  「氏の意見で、目が覚めました。応援します。」
 
 賛同者の中には、私のブログを訪問される「自称保守」の方もいます。「敵の敵は味方」と、そう思っているのかもしれませんが、私は違う考えをしています。
 
 一つ二つ共通する部分があるとしても、基本の思想が間違っていたら、味方ではありません。まずは、氏の出発点が「東京裁判史観」にあることを見過ごしてはいけません。
 
  ・私が18才の時、NHKに入りたいと希望したのは、二度と戦争をしてならないと思ったからです。一部の人の判断で、国民が望まない戦争へ引き込まれる不幸を、二度と繰り返したくなかったからです。
 
  ・日本を戦争へと煽ったのはマスコミでしたから、自分はNHKに入り、決して、戦争を煽るような間違いをしないと心に誓ったのです。
 
 氏が今まで通り、NHKを糾弾する元職員だとしたら、私は目くじらを立てる気はありませんでした。言論の自由な日本ですから、そんな意見もあるだろうと看過いたします。しかし、国会議員になった氏が、このような考えで国政にあたるのでは、見過ごせなくなります。
 
 時として保守、時として反日・左翼となるのでは、国の未来を託せません。
 
  ・三宅博という方が、NHKの反日報道は、反日の外国人がいるためだろうと、「国会で質問し、NHKにいる外国人の数を聞いたことがありました。
 
  ・しかし、そうじゃないんです。NHKの反日報道は外国人の数でなく、経営トップの姿勢なんです。
 
 三宅氏の話が出てきますと、私は簡単に聴き流せなくなります。
 
 先年亡くなられた氏は、「大阪維新の会」所属の議員でしたが、私が敬意を払う数少ない政治家の一人です。オズワルドのように信念の定まらない立花氏に、簡単に喋られては、黙っておれなくなります。
 
 反日左翼の政治家や学者や評論家たちは、嘘ばかりついているのではありません。話の80パーセントくらいは、事実に基づいたまともな意見です。彼らが、私たちのような庶民を騙すのは、話の中に含まれる20パーセントの捏造にあります。胡散臭い口上を並べ、最初から人を騙そうとする詐欺師と違い、彼らは正しい事実を半分以上喋り、聴く者の気持をつかみます。
 
 立花氏の話も、その例の通りです。
 
  ・NHKの反日報道は、外国人の数でなく、経営トップの姿勢なんです。
 
 という、氏の説明は80パーセントの事実です。電通社長・成田豊氏について、ネットで調べますと、次のように書かれています。
 
    ・昭和4年生まれ、 平成23年没。
 
    ・日本の実業家。大手広告代理店・電通グループの会長
 
    ・電通の最高顧問を務め、平成22年より電通名誉相談役
 
    ・平成5年から、長年にわたり電通のトップに君臨した
 
    ・日本人だが、当時日本統治下の朝鮮半島生まれのため、韓国人と誤った情報が流されている。
 
    ・平成21年、韓国政府から修交勲章光化章を、日本政府から旭日大綬章を受章。」
 
 これを読みますと成田氏も、海老沢氏に劣らないやり手の経営者です。韓国人であるとか、在日であるとか、敵視する者もいますが、正真正銘の日本人です。
 
 昭和4年生まれというのが曲者で、この頃生まれた人間が、敗戦後「東京裁判」でショックを受け、「自虐史観」の虜になった世代です。
 
 「何がなんでも日本が悪で、中国・朝鮮を侵略した」
 
 と、本気で反省する人々ですから、そこを無視した立花氏の主張に、私は首をかしげます。氏は韓国政府から立派な勲章をもらっていますが、それに劣らない勲章を日本政府からも授与されています。彼の反日を責めるのなら、当時の政府も責めなくては公平な意見になりません。だが私が注目しましたのは、成田氏のネット情報の片隅にあった一行の文章です。
 
  ・海老沢勝二 ・NHK元会長と共に、韓流ブームを牽引した。
 
 つまり親韓だったのは成田氏だけでなく、海老沢氏もそうだったという事実です。
 
 息子たちに言います。私は氏の揚げ足取りのため、ネットの情報をあれこれ検索しているのでなく、お前たちに少しでも事実を知ってもらいたいと、頑張っています。
 
 スペースがなくなりましたので、ここで一区切りします。次回は三宅博氏の意見が、いかに正しい指摘であったかにつき述べます。逆に言いますと、立花氏の話が、どのように捏造されているかでもあります。
コメント (4)
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