温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2013野球審判講習会No6

2013-03-16 20:32:26 | 野球審判活動

明日は、今年審判の資格取得を目指す初級審判員の講習会&試験。
ここ静岡県中部は、吉田中学が会場。
今、野球審判員は、年々平均年齢が増えるだけで、若返りが見られない。
野球審判員を目指す若者が増えていただかなければ、いつまでたっても老審判員が、地区大会や県大会などをジャッジしなければならない。
老審判員の味のある、また経験を活かしたルール適用などいいところもあるが、一方、社会人や高校生のゲームでは、彼らと一緒に機敏に動くことは、当然無理で、スピードとパワーについていけなく、ジャッジのミスをすることもしばしばある。
単純な話、ライン際のファウルフェアの判定も、自分に向かってくる鋭い打球を軽快によけながら、ライン際に落ちた打球の際どい判定を、難なく行えるかどうかというところである。
若い頃は難なくできたが、年をとると、打球を避けるのに精いっぱい(!?)。
身体が、目がついていけない老審判員は、ある程度の年齢になれば一線を退きたいが、いかんせん、後進がいなく、やめたくてもやめられない審判事情である(まあ、身体に鞭打って、審判を生きがいにしている方々も、多くいるが・・・。)。
そんな、審判人口の拡大を図るために行われる最も最短コースのメニューは、初心者審判講習会&初級試験。
今これを受ける方は、結構いる。
その理由は、自分の子どもが入る学童チームの日ごろの練習試合などで父兄が審判を行うので、チームからの要請で初級審判員の試験を受けにくるのである。
ただし、せっかく取得した資格だが、自分の子どもがチームを卒業すると、審判活動もそれまで。
子どもが中学生の野球部に入ると、入らないとに関わらず、もう審判はしなくなる。
この辺りはもったいないような気がする。
せっかく取った資格は、学童ばかりでなく、その後の中学、社会人と通用するもの。
高校野球の審判は、その軟式野球の審判員の中から、さらに高野連審判部に登録することとなり、いずれにしても、明日の初心者講習会が、始まりである。
中には、審判に興味を示す方が時々出てくる。
このような方こそ、審判の楽しさをうまく教え、さらに、2級、準1級、1級と進むよう、私たち現役審判員も努力していかなければならない。
明日の講習会&試験の冒頭のランニング、発声練習、ジェスチャーの担当となっている。
普段慣れない審判技術を初めて正式に教えられ、また試験を同時に行うと言うことで、受講生は、だいぶ緊張しているだろう。
せいぜい私のできることは、受講生が持っている力を十分発揮できるよう、しょっぱな緊張と身体をほぐしてやることぐらいか。
でも、この冒頭の導入部分で、審判というものを悪い印象を与えることなく、審判に興味を抱かせ、ひいては、審判が一過性のものでなく、その人のいい趣味として、長く審判を続けていただけるように、微力ながら役に立ちたいのであるが・・・。(少し大げさか!?)

コメント
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