20日は、今年2回目の高野連審判講習会。
昨年の夏の選手権大会が仕事の都合でジャッジできず、1年間ブランクが空いた状態。
今年再度審判として夏の選手権大会をジャッジすることになったが、登録的には再任用。
したがって、講習会も新人審判委員と一緒に2週続けて行うことに。
清水庵原球場で行われた講習会は、静岡清水地区審判委員の地区講習会がベースだが、そこに県内の今年初めて選手権大会をジャッジする新人審判委員と私たちのような再任用審判委員が2回目の受講生として参加。
また、県内の主だった審判指導員も集合しての講習会なので、その内容は1回目の地区講習会と比べ、雰囲気、厳しさも格段に違った。
朝8時過ぎから途中午前午後10分づつの給水タイム、昼食も満足に1時間はなく40分くらいで早々に講習に入り結局午後4時過ぎまでみっちり。
これでもこの日は、途中雨が降りグラウンド整備もするなどの条件が悪かった分早く終了したようだ。
これが予定時間の6時頃までなら、みんなくたばってしまう。
また、各地区から集まった指導員は、各地区を代表してという自負心からか(!?)やけに気合いが入っている。
指導員が気合が入っているということは、それだけ受講生にプレッシャーがかかる。
しかも、岡NO審判部長は朝から最後までいて、審判員一人一人を舐めまわすか(!?)のようにチェック。
こんな状況の中、とにかくグラウンド内は全速力で駆け足。
普段こんなに走ったことがなく、したがって午前の途中から太ももの筋肉がツリ始め痛くなる。
これでは大変と昼休み、日ごろ持ち歩いているエアーサロンパスを匂いが回りに気づかれようとお構いなく、めいっぱい吹きつけた。
その甲斐かってか、何とか終了まで走ることができたが、先週の地区講習会ではなかった筋肉痛に、この講習会の厳しさがただならぬものであることを示す。
こんな講習会を静岡清水の審判員は、毎年受けているのか!
どうりで、会場であったひらひら審判員や、M・Bridge審判員の姿が強靭に見えた。
そうそう、M・Bridge氏も昨年は私と同じように国外にいたとかで一回パスをしたとか。
それにしては、今回の講習会でなんと!新人3塁審判員の対処の不備で一時ストップし、唯一マイク沙汰(!?)になった時ちょうど球審であったM・Bridge氏であったが、そのマイク処理を実に明快にこなし拍手を受けていた。
さすがである。またひらひら審判員も、ちょうど午前中の静岡市立商業が協力校に入り、実はその中で息子さんがショートストッパーの位置で守備をしていた時、嬉しそうにあれが息子だと教えてくれた。
ああ、なんと審判冥利に尽きる。高校球児の息子のプレーをジャッジできるなんて。
一方私の娘は過去高校ジョバレー。審判するにも、プロテクターとマスクをしてバレーコートに躍り出れば、変なおじさんと袋叩きにあうこの悲しさ・・・。
今回の講習会では、自分の欠点がすべて出た。
というか、なんでこんな基本的なことができていないんだろうとつくづく身にしみた講習会であった。
これは、我が支部審判長Y木氏も感じただろう。ちょうど幸か不幸か私のグループの担当であったので、すべて私と同じ行動。
いやがうえにも余分な動きを見せつけられ、呆れたかもしれない。
頭の中ではメカニックスのいろんな動きの図柄が入っていたと思っているが、実施の瞬間の動きはその通りにはいかない。
その通りに行く指導員たちはいったい日ごろどんな食べ物を食べているのだろう!?仕事中はメカニックの動きをおさらいしているのか!?
とにかく私には、メカニック通りには動けない。
しかし、動けないと一番困るのは、クルーを組む他の審判員、そしてひいては、正しい動きでジャッジできなく場合によって勝敗にまで影響される球児たちである。
高校球児たちに影響が及ぶことは、間違ってもあってはならない。
これから選手権大会まで2週間。
どこまで正しい動きとジャッジができるよう向上するのか不明だが、何とか努力してみよう。