まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-261-

2007年11月20日 |  マツタケの林地栽培 

--- 先達の 想いやひとつ あまぶきに (雅子)---
京まつたけ再生1号を記念して。小林さん作。
(どうです。ツトムちゃん、俳句というのはこのように詠むのですよ)



まつたけ復活・里山再生市民運動

第118回(11月20日) の報告

 朝10時前にベースキャンプに着くと、ちょうど斉藤さん、小原さんのお2人が開門されているところでした。秋も深まり冷え込むようになってきたためか、先週の尼吹山登山の疲れのためか、10時を過ぎても人がまばらでした。今日は参加者が少ないかなと、とりあえず暖をとるために焚き火を始めていると、続々とメンバーがやってきました。
 本日の参加者は、川崎、三品、加藤、榎本、小吹、小原、斉藤、有山、阿閉夫妻、小林、まりこ、中野、北村、岡坂、松浦、石原、周田、橋本(敏)、三輪、大島、工藤、松村、玉城、松川、河北、中広、大久保、杉山、井村、猫田、吉村代表、宮崎のメンバー33名に、左京区役所広報取材の方2名、京都新聞記者さん1名他でした。

今日は、京(みやこ)まつたけ1号が発生した玉城山施業地で、来年以降の増産を目指して地掻き、粗朶の片付け、搬出用シューター設置準備などを行いました。
 
地掻きでは、腐植層を掻き取りますが、特にマツタケ菌の定着・増殖を阻害する真菌類ケロウジを注意して取り除くことが大切です。
 
腐植を掻くと現れる白くカビ臭い部分がケロウジ(指差しているところ)
 

今日は、われわれの活動拠点のある京都市左京区の区役所から広報担当の方の取材もありました。左京在住の方は「左京ボイス」楽しみにお待ちください。
取材案内する榎本さん。
 

掻き取った大量の腐植層や除伐した粗朶を山出ししなければなりません。搬出用のシューターを作るためのコースを整備し、間伐材で基礎作りの準備をしました。次回には基礎を設置し波板をつないでシューターを完成させ、搬出を開始する予定です。
 

ベースキャンプでは、昼食担当の方々が昼食の準備、感染松処理担当の方々が焼却処分に奮闘されていました。
循環の畑でサトイモの収穫。昼食の芋煮の食材となりました。
 

本日の昼食は、野菜たっぷりの芋煮、和え物、ポークソテーに炊き込みご飯でした。
今日は食事担当の方が多くメニューも多彩でした。
 

おやつには循環の畑産、サツマイモの焼き芋。普通のサツマイモのほか、紫芋の焼きイモも。紫芋の焼きイモはホクホクというよりはしっとりとした食感でした。
 

また今日は、フィギュアの真央ちゃんのような、若い新人女性の初参加もあり、単純なオジサン軍団は、京まつたけ1号発見時のように大はしゃぎ。白雪姫を迎えた小人達のように元気をもらって、午後もはりきって山へと作業に出かけたのでした。
 
でも、山から帰るとすでに「姫」は帰ってしまっていて小人達はがっかりしたのでした。

 彼女は京大人間環境学部に学ぶ才媛で、「野食クラブ?」という、自然の恵みを食す活動をされているとのこと。まつたけ十字軍では、里山で採れる動物、植物、虫、キノコその他様々な食材でいろいろな料理を作ってみたいとのこと。楽しみです。たいていのゲテモノなら何でも食ってしまうメンバーばかりですから、人間が食っても大丈夫かどうか実験にはもってこいですよ。

(宮崎 記)

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